このお酒をつくる蔵元五代目の高木直之さんは、蔵に戻る前にバイオテクノロジーの会社で微生物関係の仕事を10年勤めていた方です。よって、原料である酒米と使用する酵母の組み合わせで、味わいの異なるお酒をたくさんつくっています。その組み合わせをずーと見ていると、ひとつだけない組み合わせがありました。それが、高知の酒米「吟の夢」と高知酵母「AC95」の組み合わせでした。このような経緯から、それぞれの頭文字をとって「G×A」は誕生しました。リンゴや洋梨、ラムネを思わすような爽快なイメージの香り。温度が上がるにつれ、バナナのような香りも顔を見せます。口当たりは繊細でシャープ。未だ初々しく、過度に突出する要素の少ない、バランスの良いスマートなお酒です。(今年の白ラベルは、全米日本酒歓評会2018吟醸部門にて金賞を受賞致しました)
豊能梅 純米吟醸 G×A 白ラベル
1800ml 3,240円 720ml 1,680円[tax included]
かれこれ20年以上も前の話になりますが、ある居酒屋で感動を覚えるほどおいしいお酒に出会ったことを今でも鮮明に覚えています。そのお酒には「杜氏 西垣信道」と書かれてあり、銘柄は「悦凱陣」。どんな蔵なのだろう、どんな人がつくっているのだろう。すぐ蔵を訪ねた経緯があります。飲んだお酒は、西垣信道杜氏と西垣昌弘さん親子がつくった酒。昌弘さんは21歳のとき蔵人として酒づくりをはじめ、24 歳で父親が杜氏を務める香川の丸尾本店へ入蔵。父から酒づくりの精神と技術を授かり、二人三脚で酒づくりに取り組んできました。平成10年10月、縁あって西垣親子は広島にある亀齢酒造の酒づくりを任されます。酒づくりの姿勢は昌弘さんに受け継がれ、3年後に信道杜氏が引退。それから昌弘さんが杜氏として酒造りに取り組みました。普段は温厚な昌弘さんですが、酒造りに妥協はなし。酒造りに向かう姿には鬼気迫るものがある。思いっきり気合の入った酒。それが昌弘杜氏のお酒なのです。
亀齢 Check 「紫(パープル)」特別純米無濾過生原酒
1800ml 3,240円 720ml 1,690円[tax included]
お酒に関わらず、普段自販機で買う飲料水のおいても、時代は「味わいライトに」「フレーバー重視」に向かっています。昔の缶コーヒーやネクターを代表とするひと世代前のジュースは、今の私達には甘くて飲めないかもしれません。また、「い・ろ・は・す」を代表とするフレーバーウォーターや、透明な紅茶、そして今やコカ・コーラやコーヒーだって透明なものが商品化されています。私達が小さい頃であれば「こんな薄い飲み物、ジュースじゃないよ」と言われかねない飲み物がヒットする時代となりました。さて、今回ご紹介する「奥」feelingは、そんな時代に逆行する商品かもしれません。アルコール度数18度以上にすることによって、華やかな香りと独特の“トロミ” が生まれるという初期のコンセプトを大事に守っている日本酒です。さらに低温にてゆっくり熟成させることにより、新酒のときの青さは抜けて、熟したメロンやバナナのような落ち着いた香味に仕上がりました。そんな大人だけの楽しみである「高貴なとろみ」をゆっくりと味わっていただきたい逸品です。
1800ml 3,240円 720ml 1,690円[tax included]
コンセプトワーカーズセレクションでは、地元広島のJA安芸さんと一緒に「千本錦」という酒米を作っています。この一代弥山プレミアム01は、この千本錦を一部に使用したお酒です。今回の西日本豪雨被害におきまして、JA安芸さんの管轄するエリアである、海田町、熊野町、坂町、安芸区は、連日テレビ放映されておりました特に被害の大きいエリアで、農作物の被害は甚大でした。このような災害が発生しますと、いろいろなところで復興支援の活動が行われますが、我々としましては、たとえ小さくても直接人と人が関わっている、嘘偽りのないまっとうな復興支援をしたいと思い、販売数量のうち1800ml1本につき200 円、720ml1本につき100 円をJA安芸さんに義援金として直接手渡ししようと考えました。お酒としても非常にクオリティーの高い仕上がりです。ぜひ、皆様のご協力をよろしくお願い致します。
1800ml 3,240円 720ml 1,690円[tax included]
この大倉源流シリーズは、奈良という土地でお酒を造る意味を追求した作品です。この大倉は「水もと」という製法で造られています。水もとは、約600年前、奈良市郊外にある菩提山「正暦寺」において創製された酒母のことで、現在普及している速醸もとや生もと系酒母の原型であると考えられている製法です。少し難しい話となりましたが、現代の日本酒の製法の「源流」というわけです。その伝統的な製法を今に伝えたいという大倉さんの思いが詰まったお酒です。ラベルデザインは、京都に事務所を構えるデザイナーの矢口大樹さんの作品。大きな大河も遡っていけば源流/小さな湧き水に辿り着くという発想のもと、湧き水をイメージしたラベルに仕上げました。600年前の製法を現代風にアレンジしたらどのような味わいなのか?ぜひ、みなさまの舌で確かめてみてください。
1800ml 3,240 720ml 1,680円[tax included]
土佐しらぎくのナチュールシリーズ。名前そのままに「ナチュール=自然」がテーマのお酒です。自然という大テーマをひとつのラベルに落とし込むのは大変なこと。デザイナーのオリシゲシュウジさんが行き着いた先は、究極の引き算。「あれ?これなら俺でも書けるんじゃないの?」と思ったあなた。実際にこれを商品としてリリースする勇気を買ってあげてください。この「地(ち)」は、大地、地平線、水平線、山の稜線を描写。大地の恵みのイメージした作品です。味わいは、メロンや青バナナのような穏やかかつ爽やかな香り、中味は非常にスマートで嫌味のない旨味。まさに土佐しらぎくらしい「やわらかくスッキリとした繊細な味わい」です。
1800ml 3,290 720ml 1,690円[tax included]
大阪芸術大学短期大学部・デザイン美術学科の授業の一環として、この山縣のラベルを学生さんにデザインしてもらっています。今年で3年目となりました。毎年20名程度の作品ができあがり、その中からもっとも「商品化したらウケそうだな」と思われるものを採用しています。テーマは「アートラベル」。学生さんたちのいろいろなアイデアを見ることができ、たいへん面白い企画です。2018年の山縣生原酒はこちらのラベル。みなさまどうでしょうか?ジャングル?中身は、地元山口県は八代という地区にある「ファームつるの里」で育った山田錦を使用。りんご、洋梨、ライチ、白ブドウのような香りに、含みのガス感がフレッシュな上出来な1本です!
1800ml 2,950 720ml 1,620円[tax included]
高知県は和食にある仙頭酒造場。代表銘柄である土佐しらぎくのコンセプトは「心地よい飲みやすさの追求」。醸造責任者である仙頭竜太さんの目指す味わいは「透明感のある上品な香り、繊細かつまるみのある味わい」。それは、スッキリとはしながらも従来の土佐酒の辛口酒とは異なるといいます。その何度杯を重ねても飽きのこない心地よい飲みやすさを極限まで追求したのが、この「ナチュール」シリーズです。そのナチュールを意識した無駄を削ぎ落とした引き算のデザイン。この「水」は、雨、海、河、川の流れ、霧、水しぶきという自然界を描写したもの。超シンプルながらも目を引くデザインを意識しました。今年は、リリース本数が非常に少なくなっております。お目にかかれたらラッキーです。
1800ml 3,290円 720ml 1,690円[tax included]
山口県は周南市にある酒蔵「山縣本店」より車で約30分。山間を抜けた八代という地区にファームつるの里はあります。ファームつるの里では、ICTを活用した農業生産管理システムを試験導入しており、訪問した田んぼには、センサーが設置。気温や湿度、土壌温度、土壌水分などを自動収集し記録しています。スマホのボタンひとつで水の管理ができるすぐれものも拝見してきました。そして、この山田錦の稲を見る男。2.3haの田んぼを管理する栽培責任者の仁多新太郎さん。初年度1等米からスタートし、一次は3等米まで下がったものの息を吹き返し、近年は特等を連発している栽培家。冬場は、蔵で酒造りの手伝いもする山縣本店には切っても切れない強力な助っ人なのです。次回発売する「山縣 純米無濾過生原酒」は、今年からこのファームつるの里の山田錦を使用しています。ぜひ、ご期待下さい。
日本三大酒処のふたつ、兵庫の「灘」と広島の「西条」に挟まれ影を潜める岡山県。しかし、岡山といえば、日本酒の原料である酒米において不動の人気を誇る「雄町」の生産量1位、「山田錦」の生産量2位という名産地。しかも酒蔵も47と全国的に見ても多く、まさに隠れた銘醸地といえます。そんな岡山県より、「大典白菊 サンライズ レッド」がリリースされました。使用しているお米は、岡山特産の「朝日米」。よって、名前はサンライズ。朝日は、コシヒカリやササニシキなどのルーツである、ありがたいお米で、大粒で粘り気が少ないため酢飯などで重宝されていますが、酒造りにおいても非常に扱いやすく、良いお酒ができると近年注目株です。ぜひ、まだ試されたことがない方は、一度お試しください。
1800ml 3,380円 720ml 1,690円[tax included]