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コンセプトワーカーズセレクション

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Archive : 0年

今となってはさまざまなお酒を使ったショコラが全国で発売されていますが、開発当初の4年前の広島では、地元のお酒を使用し、地元の洋菓子店が作るチョコレートはありませんでした。「ならば作ってみよう」と思っていた矢先、私がふと訪れた洋菓子店のレジ横に、「育ててくれた故郷である広島に恩返しをしたいという思いでオープンした」と書いてあるお店と出会い、その思いにひどく共感したことを覚えています。そのお店は、広島市鶴見町にあるパティスリー・グランクラシック。後でわかったのですが、シェフである片岡さんは、辻口博啓さんが手掛ける名古屋の名店、「フォルテシモ アッシュ」で総括責任者を任されていた経歴を持つ、凄腕パティシエだったのです。片岡さんのお店もオープンしてまだ1年も経っていませんでしたが、お電話でその旨を伝えると、「やってみましょう」と快く引き受けていただきました。華やかで高貴な香りのするショコラを作りたいと思い、使用するお酒は頭の中で決まっていました。吟醸造りのさきがけである呉市は仁方にある相原酒造さんの銘酒「雨後の月」。相原社長からも「せっかく作るのであれば良いものを作ってください」と言われ、一升瓶で5,000 円を超える「雨後の月 大吟醸< 月光>」を使用することになりました。そのような経緯で完成した雨後の月大吟醸ショコラも皆様にご愛顧いただき4年が経ちました(2019年1月26日掲載 日本経済新聞 NIKKEIプラス1 何でもランキング バレンタインにチョコっと和の酒入りで5位に入賞致しました)。これからもより一層のご愛顧のほど、よろしくお願い致します。

「雨後の月 大吟醸ショコラ」
5個入り 1,800円[tax included]

2019.01.26

この作品に出会ったのは3年前。西條鶴酒造さんのお酒に使用するラベルのアイデアを探していた時、ウェブ上で私の目に飛び込んできたのが、この「鶴」の墨絵でした。鹿児島県出身の陶墨画アーティスト西元祐貴さんの作品です。すぐに事務所に電話して、「この作品を日本酒のラベルに使用したい!」とお願いした経緯を覚えています。さて、この鶴の絵のように躍動感のある立体的な味わいを求め続け、このお酒も4造り目を迎えました。生酒には「真骨頂」、火入れには「紅一点」という副題が付いています。この西條鶴 純米吟醸 真骨頂 直汲みは、イチゴのような甘酸っぱいチャーミングなイメージと、梨、ラムネ、柑橘のような透明感のある香味を感じます。しっかりとした酸味はフルーツや肉料理とも合わせやすく、フレンチやイタリアンなどにも積極的にマッチングしていただきたいお酒です。

「西條鶴 純米吟醸 真骨頂 直汲み」
1800ml 3,240円[tax included]

2019.01.18

土佐の荒波に梅のマークが箔押しでキラリと光る、上品ながらも存在感のあるラベル。創業明治17 年。豊能梅を醸す「高木酒造」は、高知市から東へ約20km、県のほぼ中央に位置する小さな町「赤岡町」にあります。赤岡町といえば、4月の最終日曜日に行われる『どろめ祭り』が有名。また、芝居絵に怪奇的で特異な画風を展開した幕末から明治初期の町絵師「絵金」も有名です。その風情をギュッと一枚のラベルに表現しました。さて、このピンクラベル。今年の豊能梅の新酒おりがらみ生酒です。ラフランスを丸かじりしたような非常にみずみずしい印象のある味わいに、舌にチリチリと感じる微活性感と、相反するビロードを思わす滑らかな舌ざわり。今年も良いお酒に仕上がりました。

「豊能梅 純米吟醸G×A おりがらみ生」
1800ml 3,240円 720ml 1,680円[tax included]

2019.01.10

ジャズ好きか。はたまたドランゴンボール好きか。フュージョン-fusion-とは、融合、溶解、統合という意味。このお酒は、広島は三次ワイナリーのTOMOEブランドで活躍した樽を、同じ広島の榎酒造に送り、日本酒を熟成させた商品です。写真右の華鳩×TOMOE フュージョン“W”は、純米吟醸酒をシャルドネの白ワイン樽で6ヶ月熟成させました。白ワイン樽らしい爽やかかつ独特の酸味を思わす香りが特徴的です。写真左の華鳩×TOMOE フュージョン 貴醸酒は、貴醸酒の古酒をメルローの赤ワイン樽で18ヶ月熟成させました。まるで、高貴なはちみつやメイプルシロップのような印象の味わいに魅了されます。どちらも1樽210L前後の希少品(特に貴醸酒は天使の取り分で20Lも減ってしまいました、、、)。さまざまな料理とのマッチングをお楽しみください。

華鳩×TOMOE フュージョンW 2018
750ml 1,950円[tax included]
華鳩×TOMOE フュージョン 貴醸酒 2018
375ml 1,950円[tax included]

2018.12.28

みなさまは「ムラサキ麦」をご存知でしょうか?もともとは、食用というよりも、むしろ鑑賞・染物などに使われていたそうでが、『転作全書 第1巻』によれば、「もち麦の特徴は、穂や粒までが紫色をしていて、いずれも穎が簡単にとれるハダカムギであるということである。わが国では、もち麦は、瀬戸内の島々や四国地方で古くから栽培があり、かつてもち米に恵まれなかった地方で、餅や団子などの製菓用として利用されてきた」とあります。古くは瀬戸内海沿岸で広く栽培されていた「ムラサキ麦」。今ではその生産者も減り、「幻の麦」と呼ばれるようになりましたが、広島県の坂町で一部の有志生産者によってその伝統が守り続けられています。そのムラサキ麦を一部使用し、完成したビールがこの「広島YOYOビール」です。「ようよう」とは、坂町の方言で「ありがとう」を意味する言葉。色合いは赤みがかった琥珀色。柑橘系にハーブ、マンゴーやトロピカルフルーツのような香りを感じます。口当たりにモルトの甘味やボディ感をほどよく感じ、後口は心地よく引いていきます。そんな風土と文化、伝統を感じながら味わっていただきたい逸品です。

広島YOYOビール
330ml 648円[tax included]

2018.12.21

もう3年目となりますが、大阪芸術大学短期大学部・デザイン美術学科2年生の授業の一環として、この「山縣」のラベルを毎年学生さんにデザインしていただいています。テーマは「アート」。20名前後の生徒さんの作品を見ていると、「人それぞれ個性があるなぁ」とか、「若いなぁ」とか、「年によって傾向が異なるなぁ」など、いろいろと気付かされることが多いです。今年の「山縣」Art Label 純米大吟醸おりがらみ2018のラベルは、樋口梓さんの作品です。お酒の美味しさを一層引き立てるであろう、きらびやかな配色の中に、自然をイメージした暖かさを感じ取ることができます。女子ウケしそうなお酒ですね。味わいも文句なし。ぜひ、お試しください。

「山縣」Art Label 純米大吟醸おりがらみ 2018
1800ml 3,790円 720ml 1,990円[tax included]

2018.12.18

鳩は平和の象徴と言われます。この華鳩peacefulシリーズは、広島県は呉市音戸町にある榎酒造のお酒です。懐かしくも新しい瀬戸内海風情を表現すべく、平和の象徴である鳩が海上を自由に羽ばたくイメージをラベルにしました。デザインは、地元呉で活躍している久保章さんの作品です。ピースフル3部作「汐と風」「汐の音」「汐の光」のうち、この「汐と風」が基幹商品となります。お酒を火入れした後、冷蔵庫でゆっくりと熟成させました。香りはみずみずしい梨や白ブドウのイメージ。搾りのうち、もっともバランスが良いとされる中取りの部分だけを集めた、クリーンでほどよい甘みと綺麗な酸味が印象的なお酒。ラベル・ネーミング同様、爽やかな一本に仕上がりました。

華鳩 peaceful 「汐と風」純米吟醸
1800ml 3,240円 720ml 1,680円[tax included]

2018.12.12

高知県にあります仙頭酒造場より、「土佐しらぎく ナチュール 天(てん)」が登場。ラベルデザインは、広島県在住のデザイナー「オリシゲシュウジ」さん。行き着いた先は、無駄を究極までに削ぎ落とした引き算のデザイン。まさにナチュール。この「天」は、太陽、月、空気、大気、気候を描写。天の恵みをイメージした作品です。そして、味わいもナチュール。メロンや青バナナ、白葡萄のような穏やかかつ爽やかな香りが印象的。口当たりは、開栓後すぐはややガスを含んだフレッシュなイメージ、開栓後時間が経つとクリーミーな口当たりに変化していきます。和洋問わず、さっぱりとした料理との相性が◎

土佐しらぎく ナチュール「天」生酒
1800ml 3,290円 720ml 1,690円[tax included]

2018.12.10

焼酎はブームのあと、落ち着きを見せております。また、あれだけのブームがあったにもかかわらず、「焼酎は苦手」という女性の方の声もよく聞きます。そんな焼酎のイメージを変えられないだろうか?女性の方にもカジュアルかつお洒落に飲んでもらいたいというのが今回のコンセプトにあります。ラベルに大きく描かれた花はさつまいもの花です。朝顔のような非常に綺麗で繊細な花です。よく「芋臭いやつ」などと、田舎者の比喩として使われる芋ですが、その花は綺麗なことを世間の方にも知っていただきたい。日本で最初に西洋と貿易したのが薩摩で、相手はポルトガル。ポルトガル語の「花」を意味するFLOR(フロール)」がここに誕生しました。
FLOR(フロール)綾紫
1800ml 3,490円 720ml 1,790円[tax included]

2018.12.06

この「✓」というラベル。佐賀県に在住の書家「山口芳水」さんの作品です。いろんな方にこのお酒の良さを知ってもらいたい、たくさんあるお酒の中から一度はこのお酒をチェックしてもらいたいという思いから生まれた書です。われわれ素人の発想からいいますと、小さな半紙に筆でピッと書いたように感じますが、3畳はある大きな半紙に大きな筆でダイナミックに書かれたもので、何度も何度も書き直された渾身の作品となります。さて、今回リリース致しましたチェック「金」。広島県造賀産の山田錦を100%使用したチェックシリーズのフラッグシップであり、生のまま10ヶ月以上熟成させました。ぽっちゃり艷やかで、ツルリと喉元を過ぎていくイメージのやわらかいお酒です。
亀齢 Check「金」特別純米無濾過生原酒
1800ml 3,240円 720ml 1,680円[tax included]

2018.11.28