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コンセプトワーカーズセレクション

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岡山県といえば酒米王国。「オマチスト=雄町というお米で造った日本酒を偏愛する人たちのこと」という造語まで生み出した人気の酒米「雄町」の生産量No,1。また酒米の王様と言われる山田錦の生産量も全国2位。その中で最近、新しい岡山の酒米として注目されているのが「朝日」。もともと大正時代までは、西日本で広く作られていたのは「神力」というお米でしたが、神力が急速に減っていき、取って代わり登場したのが「旭」というお米。その旭から選抜された晩生種として高い評価を受け、現在まで続いているのが、この「朝日」となります。要は食べるお米「飯米」ですね。コシヒカリのように粘っこくなく、ふくよかなであっさりした特性があります。その朝日を55%まで磨いたお酒が今回ご紹介する新きらめき燦然 純米吟醸 朝日55<生>。飯米を使用するとよく、線が細い、味の伸びがないとか、青っぽい(若い) とか言われますが、同じ雄町と比べても遜色のない、ギュッと詰まった密度の濃い芳醇な味わいです。
新きらめき燦然 純米吟醸 朝日55<生>
1800ml 3,240円 720ml 1,690円[tax included]

2019.03.30

1人当たりの酒消費数量・全国第2位の高知県(平成26年までは1位)。高知の男性は「いごっそう」、女性は「はちきん」という土佐弁があるように、豪快な飲みっぷりで有名です。高知県は一人あたりの飲酒量の多さから「酒の国」というイメーが強いですが、原料となるお米は県外依存率が非常に高いところ。なかなか安定したお米の生産が難しく、酒造好適米となるとなおさら。そこで今回は、広島県産の千本錦を高木酒造さんに送って、初挑戦となる、千本錦(S)×AC95酵母=S×Aを造っていただきました。高木社長からも「なかなか扱いやすいお米で、いい感じにできましたよ」と。洋梨や青メロンのような香りを中心に、リンゴやパインのような香り。温度が上がると桃のようなイメージも。豊能梅らしいラムネのような爽快感と、幸水梨のようなみずみずしさ。全体的に透明感のあるスッキリとした味わいに仕上がりました。
豊能梅 純米吟醸 S×A 生酒
1800ml 3,240円 720ml 1,680円[tax included]

2019.03.22

宮城県は萩野酒造より、コンセプトがウケてます「Rシリーズ」の新酒がリリースとなりました。Rシリーズのテーマは、「世代の味覚に合わせた味わいを1本のタンクで表現する」です。今年は搾った後の火入れ処理の仕方で味わいの違いを表現することになり、みごと20代向け、30代向け、40代向けのお酒が完成致しました。現在、R30とR40は熟成中。一発目はR20からとなります。火入れをしない生酒です。造り手の佐藤善之さんよりコメントいただきました。「R20=生酒(しぼりたてをフレッシュに味わう ここからいかようにも変身できる20代新入生タイプ」な味わいだそうです。プシュ!シュワ!フレッシュ!スーと爽快な後口!新学期・新年度にむけてフレッシュマンたちよ。まずはR20を飲んで新学期・社会人デビューだ!
萩の鶴 特別純米 “R20” 生酒
1800ml 2,808円 720ml 1,512円[tax included]

2019.03.16

一見りんごのリキュールのようにも見えますが、日本酒です。日本酒の味わいを表現するのは難しいですね。複雑な香りの要素が絡み合ってひとつのお酒の特徴となっています。プロのソムリエに日本酒を表現してもらいますと、「淡い青レモン、豊富な花の香り、お米とミネラル感、天然水と海藻を彷彿させる、、、」と続いていき、どんどん消費者は迷走していきます。さて、この来福くだものシリーズは、日本酒にあまり慣れ親しんでない人でも、味や香りを誰もが食べている「くだもの」に例えて、わかりやすく楽しく飲んでもらおうというコンセプトのお酒です。一番の難題は、お酒が出来上がった後に実際に飲んでみて、香りの近いくだものを選ぶのではなく、つくる前から「このくだものに近い香りのお酒を造ってください」と蔵元さんに無茶振りしていること。実際にりんごっぽいかどうかは飲んで確かめてみてください。ご無理を聞いていただける来福酒造さんに感謝m(_ _)m
来福 くだもの「りんご」純米大吟醸<生>
1800ml 3,240円 720ml 1,690円[tax included]

2019.03.08

「お米の旨味を噛みしめるようにジワジワと味わっていただきたい」そんなコンセプトのお酒。それが、小左衛門 Dessin 「米の芯」です。なぜそのようなコンセプトになったかと言いますと、このお酒は3造り目となりますが、毎年、搾ってすぐのフレッシュな状態では味がのっておらず物足りない味わい。夏場を越えたあたりからグーンと味が乗りはじめ、旨味と酸味のバランスが良くなります。そんなことで、ゆっくりと熟成させてからリリースするお酒なのですが、今年は最長の14ヶ月も熟成させてしまいました。冷やして飲むと和梨のような素朴でまったりとした旨味が口に広がり心地よい余韻とともに消えていきます。温めて飲むと藁や穀物のような香ばしい香りが広がり、腰のすわった飲みごたえのある味わいに変化。この独特なワールドを楽しめるのが「米の芯」なのであります。
小左衛門 Dessin 「米の芯」 火入 29BY
1800ml 3,240円 720ml 1,680円[tax included]

2019.03.01


おかげさまで「きらめき燦然」が、今期で4造り目を迎えました。発売当初は、蔵の新しいチャレンジとして「はじめの第一歩」という副題が付いておりましたが、さすがに4年目ともなるとそれも違和感を感じるものとなりましたので、ラベルをリニューアルしました。デザインは「タイラーデザイン事務所」の杉本さん。リニューアルに伴い、今までのイメージは残しつつも、よりきらめいたラベルにマイナーチェンジしてほしいと依頼し、エッジの効いたシャープなきらめきを表現したラベルが完成。何度も貼ってテストしましたが、茶瓶でもなく緑瓶でもなく、黒瓶が一番しっくりときてカッコいい!蔵元にもご無理をいって黒瓶に変更しました。ラベルに味も寄ったのか、例年より甘さは控えめてキリッとした味わいに。パインの香りが特徴的で、イチゴキャンディー、洋梨、リンゴのイメージ。ガス感が強く、キリッとした「フレッシュ&ジューシー」なお酒です。

「新きらめき燦然 純米酒 雄町65<生>」
1800ml 3,240円 720ml 1,690円[tax included]

2019.02.22


熟成させた日本酒を燗酒で楽しむ。これはよくある話だと思います。逆に、熟成させた日本酒を冷やして楽しむ。山口県にある山縣本店では、「熟成冷酒」という楽しみ方を提案するための酒造りを行ってきました。この山縣Art Label 復刻版は、過去にリリースして完売になったお酒ですが、蔵元が一部を冷蔵庫で保管していた商品で、限定蔵出し商品となります。3年熟成の27BYは、ライチ、バナナの香りがベースに、熟成によるパインやパパイヤのような南国フルーツのイメージがあります。対する1年熟成の29BYは、和梨やラフランスのような穏やかながらも高貴な香りが特徴的です。熟成による味わいの違いをお楽しみいただけます。ラベルも過去に発売した当初のラベルを限定復活!山縣のバックヴィンテージが数量限定でのリリースとなりました。
「山縣」Art Label 復刻版 純米無濾過原酒27BY
1800ml 2,950円(100本限定)[tax included]
「山縣」Art Label 復刻版 純米無濾過原酒29BY
1800ml 2,950円 720ml 1,620円[tax included]

2019.02.15

酒造りにおける「こだわり」って何だろう?お米でしょうか?それとも仕込み水?はやり杜氏の腕?でしょうか。今回はお米を磨く「精米」に着目しました。それも時間をかけてお米を磨き上げ、大吟醸を造るという高精米のお話ではなく、精米を最小限に抑えて、どれだけ美味しいお酒を造るか?という挑戦です。よく酒造りにおいて、米の外側のタンパク質が雑味の原因になると言われますが、ではいったい周りどのくらいまでその雑味の成分が多いのだろうか?という素朴な疑問がスタートなります。東京のお米屋さんに酒米を持ち込んで、1%ずつ丁寧に磨かれた糠をなめてみます。すると、89%(外側を11%磨いた)のところで、糠の甘みがグンと少なくなりました。「ストップ!!」そのお米を使用して造られたのが、この天明MISTUGO「白」速醸89です。生酒のまま冷蔵庫で1年ゆっくりと熟成させてリリース。その内なるポテンシャルは温めると本領発揮します。

天明MISTUGO「白」速醸89<生>
1800ml 3,240円 720ml 1,680円[tax included]

2019.02.11

広島県にある亀齢酒造では、毎年精米80%の純米酒をタンク30本仕込んでいます。2種類の酵母を使用し、別々に仕込んだものを、香味のバランスを見ながら上手にブレンドし、火入れしたものが出荷されます。この亀齢チェック「銀」は、杜氏である西垣氏がモロミの段階でもっとも良いと感じたものを1本だけ選別し、特別にそのまま瓶詰めした無濾過生原酒となります。ウイスキーでいうシングルカスク的なものでしょうか。今年は仕込みタンク第19号になりました。よって、毎年お酒のスペックが変わります。瓶の後ろからお酒を覗き込んでみてください。ラベルの裏側にスペックが表記されています。話のネタとしては最高です。ぜひ、覗き込んでみてください。

「亀齢Check「銀」純米無濾過生原酒」
1800ml 2,380円 720ml 1,230円[tax included]

2019.02.04

数年前、冷蔵庫に1年以上そのままになっていた未開封の「奥」を飲んだときのこと。自宅の冷蔵庫で1年ですから、お酒としては2年近く熟成しているものとなりますが、非常に美味しかったことを覚えています。「あっ、このお酒は熟成に向くお酒なんだ」と感じたことを蔵元に話すと、「そうなんです。本来は熟成してこそ本領発揮するお酒なのですが、なかなか最近はお酒が足りなくて、ゆっくり熟成させたお酒をリリースすることができていないのが正直なところなんです」。そうであれば、少なくともこの「奥feeling 黒ラベル」もある程度熟成させてからリリースしようということで、約1年の熟成を経てのリリースとなりました。黒に金箔の重厚感のあるラベルは、その奥深い味わいを想像させます。

「奥feeling 純米吟醸 夢吟香 黒ラベル」
1800ml 3,240円 720ml 1,690円[tax included]

2019.01.30