「鳴海」を醸す東灘醸造は、5分ほど歩くと勝浦湾が一望できる、海と山に囲まれた、千葉県勝浦という港町に位置する蔵元です。地元向けの銘柄「東灘」と、直詰という手法でフレッシュさを閉じ込めた限定流通である「鳴海(なるか)」の2ブランドを展開しています。
2020年より、「残草蓬莱」「水府自慢」「雄東」など多くの人気銘柄を手掛けてきた菊池譲氏が移籍し杜氏となりました。菊池氏は、後切れが良く、飲み続けられる酒質を第一に考え酒造りをされています。
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このお酒もまさにその考えを具現化したような菊池杜氏らしい味わいに仕上がっています。
乳酸飲料の香りの奥から梨やメロンのような香りが漂ってきます。低アルの軽やかな口当たりに、細かいガスの心地よさ。かなりドライな印象ですが、和梨のような旨みとレモンやグレープフルーツを思わす酸味が爽快感を演出し、綺麗に口の中でガスがはじけながらキレてゆく。「天才が造る難しい酒」の印象ではなく、食中酒にぴったりの万能型のお酒に仕上がっています。揚げ物との相性はバツグン!上品にいくなら天ぷら、気軽に楽しむなら唐揚げなど、上質なレモンサワー感覚で楽しめる日本酒です。
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千葉県勝浦市
東灘醸造㈱
◆鳴海“水面”純米五百万石 直汲み<生>
1800ml 3,390円 [tax included]
720ml 1,790円 [tax included]
東京農業大学を卒業して、2017年に蔵に入り、2019年には杜氏を任された未だ30前半の若き杜氏「高木一歩」氏と一緒に作り上げるオリジナルのお酒「REFRESH」。
豊能梅の第一印象といえば、「シャープで爽やか」。そして、アミノ酸を抑えた、ヒネにも強い「安定した酒質」。熟成させるほど、上品な旨味が乗っていきますが、いつまでもハツラツとした感じは残ったまま。そんな印象を一言「REFRESH」で表現したお酒がコレです。
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2月にリリースしたおりがらみ生に続き、今回はオリ無しのしぼりたて生の登場です。サクランボや白桃、青バナナを思わす香り。中味に上品な甘みとラムネのような爽やかな酸とのバランス。柔らかな印象もあり、シャープというよりみずみずしいつるんとした印象に仕上がっています。ほどよく冷やして、軽めの料理とあわせて、食中酒としてお楽しみください。昨年より洗練された味わい。進化する豊能梅をぜひお試しくださいませ!
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高知県香南市
高木酒造㈱
◆豊能梅 REFRESH 純米吟醸しぼりたて生
1800ml 3,490円 [tax included]
720ml 1,815円 [tax included]
南というお酒の「辛口」「無骨さ」「素直さ」をありのままに表現したい思いから、AA41酵母を使用した、反香り系辛口純米酒に仕上げてあります。地味な味わいを予想していたのに反して、非常に爽やかで透明感のある味わいに今年も仕上がりました。
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ライチ、メロンのような重たさを感じさせない爽快な香り、辛口らしいキリッとした口当たりに、みずみずしい旨味。酸味がお酒全体の骨格を作っているような印象のバランスの良い味わい。サッと切れる後口は、飲み疲れせず、飲み飽きしない良いお酒です。
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高知県安芸郡
南酒造場
◆「南」カラクチTHE BOON! 純米無濾過生原酒
1800ml 3,390円 [tax included]
720ml 1,790円 [tax included]
シリーズ一番人気の山田錦を使用した「ライオン」が今年も登場!
肉食系純米酒のコンセプトは、「ガス感」「辛口」「骨太」の3つのキーワード。そのポイントをしっかりと押さえてある躍動感のある味わいではありますが、今年のライオンは少し「やさしい!?」。甘み(旨み)のボリュームを感じる端正な味わいに仕上がっています。「肉食系」という名前の通り「肉に合う」イメージからか、飲食店からの引き合いも多く、このシリーズは一升瓶も人気です。
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メロンのような爽やかな香りと、熟した梨やバナナのような甘い香り、そしてクリーミーで穏やかな印象も受けます。直汲みのガス感がハツラツな印象を与え、アタックにしっかりとした甘み(旨味)を感じ、辛口のキレを感じる重厚感のある味わいです。ガス感を楽しむスターターとしても良いですし、しっかりとした味付けの料理と合わせる食中酒としても最適な、便利な1本をぜひお試しください。
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滋賀県高島市
福井弥平商店
◆萩乃露 肉食系純米酒 「ライオン」山田錦直汲み生
1800ml 3,390円 [tax included]
720ml 1,790円 [tax included]
リリース2年目になる「ちょっから百十郎」。「隈取」の絵を全面に出しているレギュラー商品に対し、百十郎のロゴを全面に出し、花札をモチーフに日本の伝統と辛口の爽やかさを表現したラベルシリーズです。
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搾りの際の中汲みに近い部分を直汲みでとってもらった逸品です。さすが日本酒度+10の実力。かなりドライな印象ですが、「甘辛酸」のバランスがしっかりとれております。口に含むと火花のような細かいチリチリとしたガス感がありながらも、みずみずしく雑味の少ない綺麗な印象。G2酵母の特徴であるエチル系のリンゴのような穏やかな甘さと、青リンゴや梅のようなフルーティーな甘さを感じます。
清涼感のある華やかな香りに、透き通った酸がクリアな爽快感を感じさせる超辛口に仕上がりました。ピチピチとした躍動感のあるフレッシュな味わいながら、凛とした辛口のキレが印象的です。
おそらく上級者ほどハマる今回の「ちょっから百十郎 直汲み生」。辛口好きは見逃せません!
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岐阜県各務原市
林本店
1800ml 3,410円 [tax included]
720ml 1,815円 [tax included]
山縣本店の杜氏である小笠原氏は、もともとはバーテンダー出身。山縣本店で長年蔵人を勤め、その手腕を買われて杜氏になったという経緯があります。そんな小笠原杜氏の醸す単なるすっきりとした辛口酒ではない、ちゃんと個性が表現された旨辛のお酒。
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昨年リリースした穀良都の第一弾は火入れでしたが、今年は無濾過生原酒でのリリースです。小笠原氏より「僕のお酒は搾ってすぐは硬いので、最低三か月は冷蔵庫で寝かせたい」との要望から、2月に搾ったお酒を今リリース。17.2%、+11.5というかなり筋肉質なお酒かと思いきや、実際に飲んでみるとイメージがガラッと変わります。6号酵母特有のフレッシュでメロンや白ブドウを思わす華やかな香りと、青りんごを思わす甘味が、心地よい微かなガス感とともに広がります。
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数値だけじゃ読み取ることが出来ないこの味わい。開栓後空気に触れることにより、甘みとのバランスが良くなります。早飲みを気にしなくて良いです。開栓後も味わいの変化を楽しみながら、ゆっくりとお楽しみください。
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山口県周南市
山縣本店
◆「山縣」 小笠原流 辛口純米 穀良都<生>
1800ml 3,300円 [tax included]
720ml 1,760円 [tax included]