昨年からフルリニューアルした「天寶一」。広島県が開発した新しい酒米「萌えいぶき」を使用した、天寶一らしい超辛口シリーズです。「萌えいぶき」+「辛口」=『モエカラ』。呼びやすく遊び心のあるネーミングも、おかげさまでご好評をいただいています。ちなみに、左上のシールにいるキャラクターの名前は「モエくん」。なぜかマイクを持っていますが、これは「カラ(オケ)」要素……!?
使用する「萌えいぶき」は、「改良雄町」と、多収で高温登熟性に優れる「なつほのか」を親に持つ酒造好適米。高温障害を受けにくく、品質や収量が安定していることから、広島県内でも使用する蔵元が年々増えている、今注目の酒米です。広島にいると「萌えいぶき」を使ったお酒を飲む機会も増えてきましたが、個人的には、全体的にスリムでシャープな酒質に仕上がる印象があります。その特性もあってか、どこか“イマドキ”な味わいを感じるものも多く、個人的にも注目している酒米のひとつ。今後、八反錦や千本錦のように県外の酒蔵でも使われるようになれば、さらにこの米の面白さが広がっていくのでは、と期待しています。
シリーズ最終章となる今回は「おりがらみ生」。爽やかな香りに、オリ由来のまろやかでミルキーなニュアンスが重なり、どこか和梨を思わせるみずみずしさも感じられます。口に含むと、まずは青りんごを思わせる爽やかな味わいがジュワッ!と広がり、その直後には超辛口らしくスパッ!とキレる。このメリハリがなんとも気持ちの良い仕上がりです。しっかりとした厚みもあるのに、重たさを残さない。「ジュワッと広がって、スパッと切れる」味わいがクセになり、自然と次の盃へ手が伸びます。
萌えいぶきのシャープな印象と、天寶一らしい超辛口の持ち味がうまく噛み合った一本です。
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広島県福山市
株式会社天寶一
◆天寶一 萌辛 純米吟醸 おりがらみ生
1800ml 3,490円(税込)
720ml 1,890円(税込)


