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コンセプトワーカーズセレクション

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Archive : 2022年 9月

白菊酒造といえば、この蔵元でしか使用していない50年の時を超え蘇った酒米といわれる「造酒錦(みきにしき)」や、全国をまわっている際に見つけたという、わずか55粒の種籾からスタートし、10年をかけて復活させた「白菊」というお米を使用したりと、酒米の名産地・岡山の酒蔵らしい、原料にこだわりを持つ蔵元です。

コンセプトワーカーズセレクションでは、岡山でしか生産されていない特産の米で近年特に注目を集める「朝日米」を使用した純米吟醸酒を作り続けてきました。

毎年秋に発売されるサンライズイエロー。
リンゴやライチ、ラフランスのようなフルーティな香りを感じ、つるりとやわらかく、みずみずしい口当たりが特徴です。

冷蔵熟成により引き出されたふっくらとしたやわらかい落ち着いた甘みが、これまた新酒にはない魅力。

岡山県 白菊酒造
大典白菊 「サンライズ」イエロー うすにごり<生>

1800ml 3,399円 [tax included]
720ml 1,760円 [tax included]

2022.09.25

昔の酒造りの文献をさかのぼってみると、はっきりとは理解できないのですが「菊もと」という言葉が出てくるそうです。
それは菊の花が咲く時期、ちょうど今頃のまだ暖かさが残る時期に「水もと」の造りである、生米と蒸米を水に浸け乳酸菌を繁殖させた水「そやし水」を使用した酒造りをしていたとのこと。
その二段仕込みバージョンがこの大倉源流「菊もと」です。

香りは熟したリンゴをベースに、花の蜜、練乳、チーズ、醤油、そしてスモーキーないぶしたような香りが漂います。
口に含んだ瞬間に濃厚な甘みと和柑橘を思わす強烈な酸味が同時に押し寄せ、その後熟成チーズのような旨味が広がり、自然派ワインを思わすビネガーのような酸味とともに、ゆっくりと消えてゆく余韻も長いリッチな味わいです。

飲食店やレストラン向けの試飲会を行った際には、「まるで貴腐ワインのよう」と多くの方から「ワインみたい」という評価をいただき、他の蔵元には真似できない唯一無二の個性があるということで、「どのような料理と合わせるかということを考えさせられる」という、「料理人の心をくすぐる日本酒」だと言われました。

奈良県 大倉本家
大倉 「源流」菊もと 純米無濾過生原酒

1800ml 3,300円 [tax included]
720ml 1,760円 [tax included]

2022.09.21

白桃やパイン、バナナ、マンゴー、洋梨を思わすトロピカルな香りを感じますが、けっして嫌味のある感じではありません。

例年よりもやや締りのある印象で、みずみずしい口当たりに、白桃のような甘みと、イチゴを思わすチャーミングな酸味とともにスーッと消えてゆく印象のお酒です。

杯を重ねても飽きること無く、食事との相性も良い純米吟醸酒です。

広島県 西條鶴醸造
西條鶴 純米吟醸「紅一点」火入れ

1800ml 3,300円 [tax included]
720ml 1,760円 [tax included]

2022.09.15

例年、山田錦の無濾過生原酒でリリースしているお酒ですが、今年は雄町で醸した番外編として登場!

山田錦ではあまり感じなかった、パインやバナナ、カリンや梅のようなやや重厚感のある香りを感じます。
口当たりは微量のガス感とオレンジを思わすような躍動感のある酸味を感じ、その後、旨味がじゅわーっと口いっぱいに広がるジューシーな味わい。
ほどよい余韻とともに鼻に抜けるトロピカルな香りが印象的です。

インパクトと飲みごたえ。しっかりとした味付けの料理とともに。
ぬる燗にしても旨味と後キレが増し美味しかったです。

山口県 山縣本店
新「山縣」 純米無濾過生原酒 雄町60

1800ml 3,399円 [tax included]
720ml 1,793円 [tax included]

2022.09.10

年齢とともに嗜好が変化していく様をシリーズで表現したお酒で、「世代によって楽しめる異なる味わいを表現」するのがコンセプトの萩の鶴「Rシリーズ」。

4月に発売したR20はリンゴやメロン、ライチのような香りでしたが、このR30は第一印象の「白ブドウ」に続き、ライチやメロンのような爽やかな香りを感じます。
ガス感はなく、逆につるんっと口に入ってくる軽やかな口当たりに、上品な甘みとともにスッと消えてゆくキレの良さ。

アミノ酸はシリーズの中でもっとも低く、口に含んだときのさらりとした飲み心地がいです。
とあるお酒のテーマである“究極の食中酒”とまでは言いませんが、和食を中心とした淡白な料理と相性の良い、上品かつ気品のある味わいです。

宮城県 萩野酒造
萩の鶴 「スーパーR30」 純米大吟醸

1800ml 3,390円 [tax included]
720ml 1,790円 [tax included]

2022.09.06

「南らしいお酒」を突き詰めて仕上げた、辛口酒。

CWSスタッフの間で試飲したところ、「意外と香りがあってイイね」「辛口だけど、最初飲んだ瞬間のタッチがやわらかい印象でいい」など、飲みやすい辛口のお酒だと好評でした。

ライチや白ブドウ、メロンのような重たさを感じさせない爽快な香り、辛口らしいキリッとした口当たりに、やさしい旨味。
酸味がお酒全体の骨格を作っているような印象のバランスの良い味わい。

海で思う存分遊んだあとにキュッと飲みたい。そんな爽やかな1本です。

高知県 南酒造場
南 「カラクチTHEBOON!」 純米無濾過原酒

1800ml 3,300円 [tax included]
720ml 1,760円 [tax included]

2022.09.03

今年よりコンセプトワーカーズセレクションの新しい仲間として参加しました、広島県は呉市
にある盛川酒造のブランド「白鴻(はくこう)」。

香り控えめでやわらかくふくよかな印象の白鴻ですが、新しい時代に合わせた味わいも追求していかなくてはいけないということで、蔵の跡継ぎ候補である20代の盛川薫さんと、若い人が飲んでみたいと思う酒質からコンセプトに至るまでを一緒に考え作り上げましたのが、この新ブランド「のろり」です。

前回5月におりがらみ生をリリースした際には伝え忘れましたが、このシリーズは現在、精米の「サタケ」が絶賛売り出し中の「真吟精米」した酒米を使用しています。
実際の精米率よりもより雑味を感じない、軽やかな味わいを実現しています。

四段に甘酒をうった低アル原酒です。
ミルキーな香りに、白ブドウやメロンのような爽やかな香りを感じます。
飲み口のガス感と、ほわっとした旨味(甘み)を舌に感じ、味わいが広がりすぎることなく、さらりと引いていく飲み口の心地良さがいい。
そんなストレスフリーなお酒です。
暑さが和らいでくる今からの季節にぴったりの1本。

広島県 盛川酒造
白鴻 「のろり」 特別純米 火入れ

720ml 1,860円 [tax included]

2022.09.01