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昔の酒造りの文献をさかのぼってみると、はっきりとは理解できないのですが「菊もと」という言葉が出てくるそうです。
それは菊の花が咲く時期、ちょうど今頃のまだ暖かさが残る時期に「水もと」の造りである、生米と蒸米を水に浸け乳酸菌を繁殖させた水「そやし水」を使用した酒造りをしていたとのこと。
その二段仕込みバージョンがこの大倉源流「菊もと」です。

香りは熟したリンゴをベースに、花の蜜、練乳、チーズ、醤油、そしてスモーキーないぶしたような香りが漂います。
口に含んだ瞬間に濃厚な甘みと和柑橘を思わす強烈な酸味が同時に押し寄せ、その後熟成チーズのような旨味が広がり、自然派ワインを思わすビネガーのような酸味とともに、ゆっくりと消えてゆく余韻も長いリッチな味わいです。

飲食店やレストラン向けの試飲会を行った際には、「まるで貴腐ワインのよう」と多くの方から「ワインみたい」という評価をいただき、他の蔵元には真似できない唯一無二の個性があるということで、「どのような料理と合わせるかということを考えさせられる」という、「料理人の心をくすぐる日本酒」だと言われました。

奈良県 大倉本家
大倉 「源流」菊もと 純米無濾過生原酒

1800ml 3,300円 [tax included]
720ml 1,760円 [tax included]

2022.09.21