Loading...

コンセプトワーカーズセレクション

instagram

news

Archive : 2024年 12月

2年ぶりの発売となる華鳩のくだものシリーズ。オリジナルで造ってもらっている冷蔵保管のお酒の中で、今コンディションの良いものを選抜。メロンまたは白葡萄のような香りの中に、和梨のような香味も感じることから、「メロンと梨」では面白くないので、お客様にどちらか選択してもらいたい思いを込めて、「メロンか梨」という少し大胆なタイトルにしました。
ガス感はチリチリ程度。うすにごり由来のシルクのような滑らかな口当たりが一番の特徴で、熟したメロンや梨のようなみずみずしい甘みが口の中に広がり、アフターにグッと酸味による締りを感じる味わい。
冷やしすぎるとシャープになりますので、花冷え、涼冷えぐらいの温度帯が一番甘みを感じることができ、美味しいと思います!

広島県呉市
榎酒造株式会社
◆華鳩「メロンか梨」 純米吟醸うすにごり生
1800ml 3,465円 [tax included]
720ml  1,850円 [tax included]

2024.12.21

毎年、外池酒造店の小野杜氏がチャレンジしてみたいお酒を自由に造る企画もの。その名も「杜氏の気まぐれレシピ」。前回は「バナナとアメリカンチェリー」という商品名で、酢酸イソアミルを多く生成する栃木TS 酵母をメインに造りましたが、今回は逆のカプロン酸エチルを多く生成するTF 酵母をメインに純米大吟醸らしい華やかな味わいを目指して仕込みました。

結果、もろにパイナップルの香りがします。その他、マンゴーなどのトロピカルな印象。TS 酵母由来の洋梨や白葡萄のような香りも感じ取れますが、8:2 でパイナップル:洋梨です。「純米大吟醸らしい華やかな味と甘味のボリュームがしっかりしていますが、酸の特徴により綺麗でシマリの良い後味に仕上がったと思っています」(小野杜氏より)。ガス感によるフレッシュな印象も◎です!

栃木県芳賀郡

株式会社 外池酒造店

◆望 純米大吟醸 杜氏の気まぐれレシピ「パインと洋梨」

1800ml 3,685円 [tax included]

720ml  1,925円 [tax included]

2024.12.20

今年の萩乃露は設備投資のおかげもあり、香りの質が非常に良いです。もちろんこのハイアルコールですから、力強さはしっかりと感じるという前提で、昨年より洗練されたイメージを感じ取れます。
肉食系純米酒のコンセプトは、「ガス感」「辛口」「骨太」の3つのキーワード。そのポイントをしっかりと押さえた躍動感のある味わい。そして「萩乃露」らしさを120%表現した、時代に左右されない「パワフルな酒質」を追求した商品です。
シリーズの最後は、渡船6号を使用した直汲み生。熟成させた方が、より複雑な旨味が生まれ、個性ある味わいを発揮できるということで、今年も一番最後のリリースです。
クリーミーな香りの中に、熟したリンゴやバナナ、メロンのような香りを感じ取ることができます。なんといっても一番の魅力は、口に含んだ際の微量のガス感と一気に広がる厚みのあるふくよかな旨み(甘み)。そして伸びやかな酸味と共に、ゆっくりと引いてゆく余韻の長さも魅力的です。飲み応え120%!!やはり肉食系純米酒はこうでなくては!

滋賀県高島市
福井弥平商店
◆萩乃露 肉食系純米酒 渡船直汲み<生>
1800ml 3,390円 [tax included]
720ml  1,790円 [tax included]

2024.12.19

「油揚げ」で有名な新潟県は栃尾にある越銘醸より、新酒第一弾のリリースのご案内です!
越銘醸は、地元で長年愛されている「越の鶴」という銘柄に始まり、地元新潟の酒販店のみが販売する「壱醸」、そして全国特約店限定ブランドである「山城屋」の3ブランドを展開しています。その中でも山城屋というお酒は、全量生もと造り。華やかな味わいではなく、繊細で素材の旨みを引き出すことに重点をおいた酒質が特徴となっています。
まずは生もと由来の乳を思わすクリーミーな香りに、和柑橘のような特徴的な酸の香りを感じます。果物に例えれば、メロン→青バナナ→若干白葡萄のような香り。自然のガス感とフレッシュな口当たり、先週瓶詰めしたばかりですので、もちろん硬さも感じますが、生もとならではの特徴的な酸味が味わいに広がりを与え、スッキリとした印象を与えながらも、ちゃんと個性の感じ取れる味わいに仕上がっています。美味しいですよ!

新潟県長岡市
越銘醸株式会社
◆山城屋“アルチザン”純米吟醸 おりがらみ生
1800ml 3,590円 [tax included]
720ml  1,890円 [tax included]

2024.12.17

コンセプトワーカーズセレクションの天明は低アルコールを追求。単に「軽い」とか「飲みやすい」ではなく、香りや特に酸味に特徴をもたせることにより、かろやかながらも個性を感じ取れる天明ならではの仕上がりになっています。

曙酒造では、ワインを醸造するために地元でワイン用のブドウ栽培をスタートしています。世界で広く楽しまれるワインのアルコール度数に注目し、日本酒の今後のグローバルスタンダードを見据え、低アルコールの日本酒を研究し続けています。

さて、シリーズ最終章は生もと造りの生酒です。香りは穏やかで落ち着いた印象ですが、果物の蜜やプラムのような赤系の香り、カリンや梅、そして生もと由来のカスタードクリームのようなニュアンスも感じ取れ、控えめながらも複雑な要素を感じ取れます。

つるりとした口当たりながらも、その後感じる鮮やかな酸味が印象的で、ほどよい甘みと共にサラリと消えていきます。今回も「かろやか」ながらも「印象に残る」、存在感のある1本に仕上がりました。

福島県河沼郡

曙酒造

◆天明「Sora」かろやか純米“夜空”<生>

1800ml 3,390円 [tax included]

720ml  1,790円 [tax included]

2024.12.16

今年からフルモデルチェンジした萩の鶴「かわるがわる」。シリーズ最終章はおりがらみ生の登場です。まるでジュース感覚でグビグビいけてしまうヤバい奴です!

萩野酒造の杜氏である佐藤善之さんは、「SAKE COMPETITION2019」において、次世代の造り手を応援する若手奨励賞を受賞した経歴がある腕の持ち主。その佐藤さんが、伸び伸びとお酒造りができるように、「今造ってみたい」をテーマに、毎年異なる味わいのお酒をつくってみようという話になりました。

今期のテーマは「お米の磨きで味わいはどう変わるか?」

広島県はサタケの「真吟精米」を採用。60%であれば従来型の精米歩合40%と同程度のたんぱく質の削減が可能という精米機で、マスカットのような香りが出やすいと言われていますが、まさにこのお酒はマスカットの香りがします。

そのマスカットの香りに今回はオリがあわさって、洋梨のような香りに感じます。そして、はっさくやダイダイのような和柑橘の酸味を香りからも感じ取れます。シュワッと微炭酸の口当たりに、もともとシャープな印象の味わいですが、オリ由来のやわらかい旨味、ジューシーさが合わさって、なんかもうジュースみたいに飲みやすいです。和食ももちろんですが、軽めの洋食とも合わせてみたい、エキゾチックな味わいに仕上がっています。

宮城県栗原市

萩野酒造㈱

◆萩の鶴 かわるがわる 純米吟醸おりがらみ生

1800ml 3,410円 [tax included]

720ml  1,870円 [tax included]

2024.12.14

寒くなる今からの季節。燗酒もよいですが、冷酒好きな方にとっては「芳醇」な味わいのお酒が恋しくなる季節ですね。

アベリアの花酵母の説明に、「果実酒の様に甘くフルーティな香りとバランスの良い味わいです。また、飲んだ後にキレを感じさせます。」とありますが、まさにそのようなイメージの味わいです。

熟したリンゴやパインやマンゴーなど、トロピカルな甘い香りが魅力的です。

開栓直後は、上品な甘みと綺麗な酸味がフレッシュ感を演出しており、時間が経つにつれ、トロリとした口当たりに、ぽっちゃりと滑らかな印象のお酒へと変化していきます。

よく時間が経つにつれ、甘ったるいダレた味わいになることがありますが、それがないのが来福の酒質の良さ。この艷やかでふくよかなイメージは、まさに「女王様」な味わいですね。

茨城県筑西市村田

来福酒造

◆来福 「ふゆ」純米大吟醸 雄山錦

1800ml 3,490円 [tax included]

720ml  1,890円 [tax included]

2024.12.13

昔の酒造りの文献をさかのぼってみると、はっきりとは理解できないのですが「菊もと」という言葉が出てくるそうです。それは菊の花が咲くまだ暖かさが残る時期に「水もと」の造りである、生米と蒸米を水に浸け乳酸菌を繁殖させた「そやし水」を使用した酒造りをしていたそうです。その二段仕込みバージョンがこの大倉源流「菊もと」になります。

香りは熟したリンゴをベースに、花の蜜、練乳、ブルーチーズ、醤油、そしてスモーキーないぶしたような香りが漂います。濃厚な甘みと和柑橘を思わす強烈な酸味が同時に押し寄せます。その後口の中で、熟成チーズのような濃厚な旨味が広がり、自然派ワインのようなビネガーを思わす酸味とともに、ゆっくりと消えてゆく余韻も長いリッチな味わいです。飲食店やレストラン向けの試飲会を行った際にも、「まるで貴腐ワインのよう」と多くの方から「ワインみたい」という評価をいただき、他の蔵元には真似できない唯一無二の個性があるということで、「どのような料理と合わせるかということを考えさせられる」という、「料理人の心をくすぐる日本酒」だと言われました。CWSの中でももっとも個性的な1本といえます。ぜひ、お試しください!!

奈良県香芝市

株式会社大倉本家

◆大倉「源流」菊もと 純米無濾過生原酒

1800ml 3,390円 [tax included]

720ml 1,795円 [tax included]

2024.12.06

超フルーティー&ジューシーで、人気爆走中の「きらめき燦然」シリーズは、すべて無濾過生原酒を即詰めしたものですが、毎年、その即詰めしたものを少量だけ火入れして冷蔵庫で熟成させてリリースするのが、この番外編の「薫る冬」です。

桃、パインやマンゴー・洋梨やリンゴなど、さまざまなトロピカルな香りが次々に現れてきます。艶やかな飲み口と、微量のガス感が生き生きとしたフレッシュな印象を与え、中味はトロピカルな香りがより一層口の中で広がり、しっかりとした余韻とともにリッチに消えていきます。甘みと酸味のバランスの良い、フルーティー好きにはたまらない1本に今年も仕上がっています。

岡山県倉敷市

菊池酒造株式会社

◆燦然 「薫る冬」 純米 雄町65

1800ml 3,465円 [tax included]

720ml  1,815円 [tax included]

2024.12.05

10月末に上槽した新酒おりがらみ微活性生です。

この星空は、おりがらみの白濁した色を背景に、紫色のイラストが映える幻想的なイメージから、シリーズの中でもっとも人気のお酒です。「Holiday」は、小左衛門の特徴である「やわらかさ」を活かしながら、現代の流行りに合わせた軽やかさを加え、「やさしさ」を表現し、それを自然をイメージしたコンセプトとラベルに落とし込んだシリーズです。

カルピスを思わすような乳の香りを第一に感じ、そこに青バナナや洋梨のような透明感のある香りを感じます。新酒らしい若々しい口当たりに、炭酸が口の中に広がりますので、酒度±0でも、かなりドライな印象です。ジューシーながらも引きの早い、さばけが良い味わいは、特に脂っこい料理とマッチする、食事と相性の良い1本に仕上がっています。

※きちんと冷やして開栓すれば問題ありませんが、開栓時吹き出す可能性がございますので、ご注意ください。

岐阜県瑞浪市

中島醸造㈱

◆小左衛門 Holiday「星空」 純米大吟醸 おりがらみ微活性<生>

1800ml 3,630円 [tax included]

720ml 1,890円 [tax included]

2024.12.04