天寶一最終章は、バラ酵母を使用した直汲み生の登場です!今までリリースしてきた、おりがらみ生、火入れはラフランスを中心とした香りが特徴的でしたが、この直汲み生は、メロンを思わすスッキリとした香味とバナナのような甘みとのバランスに優れた今までとはちょっと異なるテイストが魅力のお酒に仕上がっています。
バラ酵母と言えば、「プリンセス・ミチコ」から分離した花酵母「東京農業大学バラ酵母PM-1」を使用し醸したお酒が出回っておりますが、このバラ酵母は、天寶一の地元である福山大学の久冨教授のプロジェクトにより完成したバラ酵母を使用しています。福山市園芸センターから約50品種のばらを採取。その花から1,300株を超える野生酵母を分離して、発酵性の高い酵母の選別と研究を重ね、バラ酵母(ミスターリンカーン)の分離に成功しました。清酒においては天寶一が2021年に初めて醸造に成功したという、8年の歳月を経て完成した日本酒でもあります。
チリチリとした微量のガス感に、例年より辛口に仕上げたミネラリーで広がりすぎない程よい旨味。嫌味のないフローラルな香りとともにゆっくりときえてゆく余韻を楽しめるお酒です。
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広島県福山市
株式会社天寶一
◆天寶一 Stlye 「スイセン」 純米吟醸 直汲み生
1800ml 3,360円 [tax included]
720ml 1,790円 [tax included]
2024.11.06