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コンセプトワーカーズセレクション

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新酒の穀良都から始まり、夏場の山田錦を経て、シリーズ最終章は雄町を使用した超辛口純米酒の登場です。
肉厚ながらもキリっと切れる、唯一無二の味わいと、開栓後の味わいの持ちの良さ。生酒ですが、「常温で痛めつけても味わいは変わらないのではないか?」と思わせる酒質の強さが最大の魅力です。
お酒のタイトルにもなっている小笠原杜氏は、もともとはバーテンダー出身で、その後「華鳩」を造る広島の榎酒造に転職し、酒造業界の道へ。現在の山縣本店で長年蔵人を勤め、その手腕を買われて杜氏になったという経緯があります。「僕のお酒は絞ってすぐは硬いので、寝かせてから飲んでもらいたい」という言葉どおり、冷蔵庫でゆっくり熟成させた味わいは超辛口なのに香味に甘みを感じる上出来な味わいに仕上がっています。
香りは穏やかで、強いて言えばメロンや梨、青草のような爽やかな香りを感じます。香りからも感じ取れますが、キリっとしたミネラルを感じる厚みのある口当たりに、微量のガス感と緻密な酸味が味わいに躍動感を与えます。終始味わいに厚みを感じながら、後口の苦・渋もしっかりと抑えられた、キレの良い上出来な味わい。単なるスッキリとした辛口酒とは異なる杜氏の個性が光る1本に仕上がっています。

山口県周南市
山縣本店
◆「山縣」 小笠原流 辛口純米 雄町〈生〉
1800ml 3,390円 [tax included]
720ml 1,795円 [tax included]

2025.10.24