今年からフルモデルチェンジした萩の鶴「かわるがわる」。シリーズ最終章はおりがらみ生の登場です。まるでジュース感覚でグビグビいけてしまうヤバい奴です!
萩野酒造の杜氏である佐藤善之さんは、「SAKE COMPETITION2019」において、次世代の造り手を応援する若手奨励賞を受賞した経歴がある腕の持ち主。その佐藤さんが、伸び伸びとお酒造りができるように、「今造ってみたい」をテーマに、毎年異なる味わいのお酒をつくってみようという話になりました。
今期のテーマは「お米の磨きで味わいはどう変わるか?」
広島県はサタケの「真吟精米」を採用。60%であれば従来型の精米歩合40%と同程度のたんぱく質の削減が可能という精米機で、マスカットのような香りが出やすいと言われていますが、まさにこのお酒はマスカットの香りがします。
そのマスカットの香りに今回はオリがあわさって、洋梨のような香りに感じます。そして、はっさくやダイダイのような和柑橘の酸味を香りからも感じ取れます。シュワッと微炭酸の口当たりに、もともとシャープな印象の味わいですが、オリ由来のやわらかい旨味、ジューシーさが合わさって、なんかもうジュースみたいに飲みやすいです。和食ももちろんですが、軽めの洋食とも合わせてみたい、エキゾチックな味わいに仕上がっています。
–
宮城県栗原市
萩野酒造㈱
◆萩の鶴 かわるがわる 純米吟醸おりがらみ生
1800ml 3,410円 [tax included]
720ml 1,870円 [tax included]
2024.12.14