上喜元を醸す酒田酒造の魅力と言えば、数多くの酒米を自在に使い分けながらも、「あっ!上喜元だ!」とわかる味わいを見事に醸し出す、それぞれの異なる個性をひとつのお酒にまとめあげることができる技術力の高さにあります。そんな酒田酒造が「コンセプトワーカーズセレクションの上喜元とは?」という課題に、まったく新しい商品を開発すべく、昨年の夏より考えて完成した商品がこの「超辛口なのにモダン」そして「超辛口なのに純米大吟醸」というCWS完全オリジナルの商品です。
蔵元のレギュラー商品に「からくちぷらす12」「完全発酵超辛口純米吟醸」がありますが、その2アイテムは比較的クラシックな味わいなのに対し、麹や酵母を変えることにより、みずみずしく爽やかな甘味を表現したモダン超辛口に仕上げました。
前回リリースのおりがらみ生は、軽く瓶内二次発酵をさせているのでガスが強かったですが、この火入れは自然なガスが残っている程度で心地よく、しぼりたての頃に比べ、格段にバランスが良くなっている印象です。+16の超辛口なため、後半のビビッとくる刺激とキレの良さは健在ならがも、アタックのやわらかい甘みは前回のお酒には感じにくかった火入れ熟成ならではの良さが全面が出ている上出来な味わいと言えます。
–
山形県酒田市
酒田酒造㈱
◆波乗りジョーキゲン モダン超辛口 純米大吟醸(ひやおろし)
1800ml 3,590円 [tax included]
720ml 1,890円 [tax included]
2024.08.26