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みなさまは「ムラサキ麦」をご存知でしょうか?もともとは、食用というよりも、むしろ鑑賞・染物などに使われていたそうでが、『転作全書 第1巻』によれば、「もち麦の特徴は、穂や粒までが紫色をしていて、いずれも穎が簡単にとれるハダカムギであるということである。わが国では、もち麦は、瀬戸内の島々や四国地方で古くから栽培があり、かつてもち米に恵まれなかった地方で、餅や団子などの製菓用として利用されてきた」とあります。古くは瀬戸内海沿岸で広く栽培されていた「ムラサキ麦」。今ではその生産者も減り、「幻の麦」と呼ばれるようになりましたが、広島県の坂町で一部の有志生産者によってその伝統が守り続けられています。そのムラサキ麦を一部使用し、完成したビールがこの「広島YOYOビール」です。「ようよう」とは、坂町の方言で「ありがとう」を意味する言葉。色合いは赤みがかった琥珀色。柑橘系にハーブ、マンゴーやトロピカルフルーツのような香りを感じます。口当たりにモルトの甘味やボディ感をほどよく感じ、後口は心地よく引いていきます。そんな風土と文化、伝統を感じながら味わっていただきたい逸品です。

広島YOYOビール
330ml 648円[tax included]

2018.12.21