高知県の高木酒造が醸す「豊能梅」といえば、「爽やか」「スッキリ」「フルーティー」みたいなイメージから、熟成に向くような酒質ではないと思っていました。
しかし、長年飲んでいくうちに、「これ時間が経つにつれ、どんどん美味しくならない?」と思うようになったのが、昨年のこと。
そして、先日飲んで「これ今最高に美味しいよ!」と感じたのが、この豊能梅G×A 純米吟醸 番外編。
搾ってから30ヶ月以上の熟成を迎えました。ちなみに昨年書いた私のコメントがこちら。
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ヒネ感はまったくありません。熟したリンゴパイン、メロンのような香り。口当たりがやわらかく、熟成からくる上品な甘みが特徴的です。まだまだ熟成に耐えられる味わいだと思います。
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そして、未だ熟成に耐えられるのではないかと思う、良い意味での年のとり方を今もなおしています。
香りは穏やかになってきましたが、口に含むと、そのフルーティーな内に秘めた香りが口にジワッっと広がります。
だいぶ在庫少なくなってきましたが、機会があればお試しいただきたいお酒です。
高知県 高木酒造
豊能梅 G×A 純米吟醸 番外編
1800ml 3,300円 720ml 1,711円[tax included]
2020.09.01