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コンセプトワーカーズセレクション

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この天明のMISTUGOシリーズは、「農家さんが手塩にかけて作ったお米を、極力そのまま味わいたい」というコンセプトがあります。
よって、あまりお米を磨いていないお酒なのですが、雑味があったり、濃かったりするわけではなく、毎年キュッと締まったシャープな印象のお酒に仕上がります。
そんなお酒を飲むたびに、「このお酒はもっとゆっくり熟成させたら、良いお酒になるんだろうな」と思っていたら、2年以上が経過しました(*^^*)
マイナス3℃の冷蔵庫でゆっくりゆっくり熟成した逸品です。まさに、満を持しての発売というやつです。
少し難しいお話を。お酒を熟成をさせるときに、「積算温度」という考え方があります。これは、平均貯蔵温度×日数で表します。
積算温度4000度分熟成させるには20℃では200日、冷蔵貯蔵の5℃のでは800日かかるというわけです。
高い温度による酒質の変化は劣化につながるため、低い温度でゆっくりと熟成させたほうが良いというわけですね。
綺麗な黄金色をしています。メロンやマスカットのような黄緑系の香り、ヒネではなく少し枯れた印象の香りも感じます。口当たり軽やかで、クリーミーな中味を感じますが、未だ締まった印象もあります。自分の忍耐が続くのであれば、もっと熟成させてみたいお酒であります。
福島県 曙酒造
天明 MISTUGO 「赤」 氷温熟成 純米酒
1800ml 3,300円 720ml 1,760円[tax included]

2020.08.08