3月に発売した五百万石の「直汲み」、7月に発売した「五百万石おりがらみ生」に続くシリーズ最終章は、雄町を使用した〈おりがらみ微活性生〉です。前アイテムは辛口で酸をしっかり感じることから「大人のアクエリアス」と表現しましたが、この雄町については、しっかりとした甘みとミルキーさを感じることから「大人のミックスジュース」と呼びたくなるような、低アルコールながらジューシーな味わいが特徴です。
搾ってすぐの段階で手詰めを行い、オリによる瓶内二次発酵を経て仕上げているため、ガス感はかなりしっかりめ。通常の開栓で噴き出すことはほとんどありませんが、コンディションによっては吹き出す場合もございますので、ご注意ください。
「残草蓬莱」「水府自慢」「雄東」など、数々の人気銘柄を手掛けてきた菊池杜氏による一本。広島「賀茂鶴」から分離された協会5号酵母を使用した、個性あふれる仕上がりです。
青バナナやメロン、白ブドウのようなフルーティーな香りに、オリ由来のミルキーでカルピスの原液を思わせるような香りが重なります。開栓直後はオリ由来の香ばしさも感じられ、まるでナチュラルワインのようなニュアンスも(時間の経過とともに穏やかになります)。微炭酸に近いガス感とともに、バナナのような優しい甘みが口いっぱいに広がり、その後しっかりとした酸味とガスが調和して引いていく、キレのある後味。まさに「バナナミックスジュース」を思わせるジューシーさです。開栓後の時間経過とともに、表情豊かに変化していく味わいもこのお酒の醍醐味。ぜひ、その変化もお楽しみください。
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千葉県勝浦市
東灘醸造㈱
◆鳴海“夕凪”純吟 雄町 活性うすにごり<生>
1800ml 3,685円 [tax included]
720ml 1,980円 [tax included]
コンセプトワーカーズセレクションに今年から参加していただいた基峰鶴(きほうつる)は、佐賀県の最東端で福岡県との県境にある基山町にある基山商店の代表銘柄。町内にそびえる基山(きざん)という山を悠然と鶴が飛んでいる様から名付けられたお酒です。杜氏の小森賢一郎さんを筆頭に、真面目でひたむきに酒造りを頑張る姿はどこか応援したくなる蔵元であります。
コンセプトワーカーズセレクションでは、まだ基峰鶴を知らない方にも飲んでもらいたいということで、地元の飯米「さがびより」を使用し、県が開発した佐賀はがくれ酵母「SAWA-1」との組み合わせを採用。このおりがらみ生は初年度ということもあり、少量での発売となりました。
幸水梨を思わすような透明感のあるみずみずしい香り。おりがらみ由来の瓶内二次発酵による微炭酸がフレッシュかつジューシーな印象を与えます。半年以上の熟成にもかかわらず、いわゆる糠臭さやオリが熟成したような嫌らしさはなく、いまだ初々しい甘みと程よい酸味とのバランスを保っており、非常に良いコンディションと言えます。まさに上出来な味わいに仕上がりました。
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佐賀県三養基郡
(合)基山商店
◆月夜のキホーツル(基峰鶴) 純米吟醸 おりがらみ生
1800ml 3,410円 [tax included]
720ml 1,815円 [tax included]
曙酒造にて異なるBYやタンクごとのテイスティングを行った際、ひときわ印象的な酸味を放つ一本に出会いました。口の中で鮮やかに広がるその酸味に、「これは酸味が覚醒している!」と感じました。そして、このたび、コンセプトワーカーズセレクション“番外編”としての登場となりました。その名も“MIKAKUSAN-味覚酸-”
八朔のような黄色系柑橘の香りに、ライムやミントを思わせる爽やかなグリーンのニュアンス。口に含んだ瞬間、ピンクグレープフルーツのようなみずみずしく軽やかな甘みと酸味が広がります。生ハム、モッツァレラチーズ、野菜などを使った洋食との相性は抜群。さらに燗にすると、バランスが整いキレが増し、和食との相性も良くなり、また違った美味しさも楽しめます。
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福島県河沼郡
曙酒造
◆天明 M I K A K U S A N 味覚酸 純米酒
1800ml 3,575円 [tax included]
720ml 1,925円 [tax included]
新酒の穀良都から始まり、夏場の山田錦を経て、シリーズ最終章は雄町を使用した超辛口純米酒の登場です。
肉厚ながらもキリっと切れる、唯一無二の味わいと、開栓後の味わいの持ちの良さ。生酒ですが、「常温で痛めつけても味わいは変わらないのではないか?」と思わせる酒質の強さが最大の魅力です。
お酒のタイトルにもなっている小笠原杜氏は、もともとはバーテンダー出身で、その後「華鳩」を造る広島の榎酒造に転職し、酒造業界の道へ。現在の山縣本店で長年蔵人を勤め、その手腕を買われて杜氏になったという経緯があります。「僕のお酒は絞ってすぐは硬いので、寝かせてから飲んでもらいたい」という言葉どおり、冷蔵庫でゆっくり熟成させた味わいは超辛口なのに香味に甘みを感じる上出来な味わいに仕上がっています。
香りは穏やかで、強いて言えばメロンや梨、青草のような爽やかな香りを感じます。香りからも感じ取れますが、キリっとしたミネラルを感じる厚みのある口当たりに、微量のガス感と緻密な酸味が味わいに躍動感を与えます。終始味わいに厚みを感じながら、後口の苦・渋もしっかりと抑えられた、キレの良い上出来な味わい。単なるスッキリとした辛口酒とは異なる杜氏の個性が光る1本に仕上がっています。
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山口県周南市
山縣本店
◆「山縣」 小笠原流 辛口純米 雄町〈生〉
1800ml 3,390円 [tax included]
720ml 1,795円 [tax included]
5月に発売した「おりがらみ生」、そして夏場の火入れを経て、シリーズ最終章となるのは、低温でじっくりと熟成させた「即詰め生原酒」の登場です!
この「のろり」というお酒は、次期蔵元・盛川馨氏の考案によるもので、蔵の背後にそびえる野呂山(のろさん)にちなみ、「のろり」という名前にしてほしいという思いを、地元広島のデザイナーがラベルデザインに落とし込みました。ラベルのイラストは、野呂山の一部を描いたもので、広島グッドデザイン奨励賞を受賞しています。
コンセプトはその名のとおり、「どこまでもノロノロと飲める、ストレスフリーなお酒」。この即詰め生は、搾った後の瓶詰工程をいくつか省くことで、しぼりたてのガスをそのまま瓶に閉じ込めた逸品で、生き生きとしたガス感を楽しめます。穏やかでありながら熟したメロンやバナナを思わせる香り。口当たりは透明感があり軽やかですが、熟成によって引き出された旨味と軽快さのバランスがよく、非常に心地よい飲み口です。低アルとは思えないほど、味わいののりがよく、緻密な酸による余韻もあり、薄っぺらさを感じさせない、バランスの取れた仕上がりとなっています。
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広島県呉市
盛川酒造
◆白鴻「のろり」特別純米 即詰め生
1800ml 3,590円 [tax included]
720ml 1,980円 [tax included]
4月に発売した新酒「おりがらみ生」から始まり、夏場の火入れを経て、シリーズ最終章として登場するのは生酒です。冷蔵でゆっくりと熟成させていますが、未だ初々しく、キリッと締まりのある味わい。山田錦の持つ力強さと生命力を感じられる、深みのある一本に仕上がっています。
他の蔵元ではなかなか真似できない、最高品質と称される「兵庫県特A 地区産」の山田錦のみを贅沢に使用しながらも、コスパの良さを実現。さらに“コンセプトワーカーズセレクション”では、この特A地区産山田錦の個性を最大限に引き出すため、あえて精米せず、蔵元がこれまで挑戦したことのない“ 超辛口”の純米酒に仕上げてもらっています。
青バナナやメロン、ライチのような、爽やかで生き生きとした香り。生酒ならではの味わいの広がりと、厚みのあるコク。そして酸味とともにストンとキレよく引いていく後味。冷やせばキリッと、燗にすれば炊き立てご飯のような香ばしい香味が広がり、これまた異なる魅力を見せてくれます。
特に飲食店様からの支持が厚い一本。辛口好きのあなたに、自信を持っておすすめいたします!
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兵庫県姫路市
本田商店
◆「龍力」正統派超辛純米酒 生酒
1800ml 3,390円 [tax included]
720ml 1,760円 [tax included]
大好評・飛良泉のサワーシリーズもいよいよ最終章となりました。
今年1月に発売した生酒に始まり、新商品の「おりがらみ火入れ」を経て、最後は火入れの完成形として登場します。このお酒は、シリーズの中でももっとも「甘みと酸味の調和」を感じられる、まさに自然体と呼べる仕上がりです。体にスッと染み込むような、完成度の高い味わいとなっています。
ラベルデザインは、東京在住のご夫婦によるデザイナーユニット「CONICO」さん。近年では、ロッテの「トッポ」のパッケージデザインなども手がけています。デザインをお願いした当時、テレビ番組で、路上でストローを使って缶チューハイを飲む女性が増えているという内容を見て、「若い方にもアプローチしたいお酒なので、ストローで飲むという要素をラベルに取り入れてほしい」とお願いしたことが、このユニークなラベル誕生のきっかけでした。
使用している「リンゴ酸高生成酵母」と聞くと、香りが派手な印象を持たれるかもしれませんが、実際は香りも穏やかで落ち着いています。イチゴやサクランボ、リンゴを思わせる赤系のやさしい香りが広がります。口当たりはスムーズで、非常にきれいな飲み心地。スペックだけを見ると「甘酸っぱい味わいかな?」と想像されるかもしれませんが、酸味もやわらかく、決して派手な味わいではありません。冒頭にも書いたとおり、甘みと酸味が見事に調和した、軽やかでナチュラルな味わいに仕上がっています。
少し冷やしてキリッと楽しむのがおすすめですが、蔵元からは「温めても美味しいので、ぜひ試してほしい」とのこと。ぜひ、いろいろな温度帯でお楽しみください。
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秋田県にかほ市
飛良泉本舗
◆飛良泉 サワーガール 純米吟醸
1800ml 3,960円 [tax included]
720ml 2,090円 [tax included]
ちょっから百十郎の最終章は、「おりがらみ生」です。これまでにリリースしてきた生酒や火入れ酒と設計は同じですが、使用しているタンクが異なるため、スペックや味わいに若干の違いがあります。その違いをお楽しみいただけたらと思います。
百十郎のレギュラー商品のラベルは、「隈取(くまどり)」の絵を全面にあしらったデザインが特徴です。そこで、コンセプトワーカーズセレクションでは、あえて百十郎のロゴを前面に押し出した、より正統派のデザインに挑戦してみました。ラベルには日本の伝統文化である「花札」をモチーフに取り入れ、キリッとした辛口の爽やかさを表現しています。地元産の米と酵母にこだわり、爽快なキレ味のある辛口酒を目指した1本です。
香りは、青リンゴを思わせる爽やかさ、和梨を彷彿とさせるみずみずしさ、そしてオリ由来のクリーミーでやわらかな香りが調和しています。瓶内二次発酵による微細なガス感も心地よく、飲み口には熟した果実のようなやわらかい旨味を感じたかと思うと、その直後に辛口らしい苦味とビビッとくる刺激が広がり、スパッと切れるキレの良さが際立ちます。シリーズの中でも、辛口でありながら最も「旨味を感じられ」「味の広がりがあり」「果実味を感じる」一本に仕上がりました。旨味と辛味のバランスに優れた、みずみずしさあふれるお酒です。
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岐阜県各務原市
林本店
◆ちょっから百十郎 純米吟醸 おりがらみ生
1800ml 3,410円 [tax included]
720ml 1,815円 [tax included]
岡山県といえば「雄町」。その雄町のジューシーさを120%引き出した、シリーズの中心的存在「雄町65 無濾過生原酒」の登場です。
コンセプトワーカーズセレクションの中で、もっともフルーティーでジューシーなお酒といえば、間違いなくこの「きらめき燦然」と答えます。香り系好きなファンの心を掴む味わいは、2017年5月に初リリースしてから8年が経ちますが、未だ安定した人気を誇るロングセラー商品といえます。
今年の雄町65も、まさに「スーパートロピカル120%」と呼ぶにふさわしい仕上がり。香りは、桃、パイナップル、マンゴー、洋梨、リンゴといったトロピカルな果実が次々と花開くよう。とろりと艶やかな口あたりに、微量のガス感が重なり、いきいきとしたフレッシュさを演出します。口中ではさらに香りが広がり、しっかりとした余韻が長く続く高貴な味わい。甘みと酸味の絶妙なバランスも素晴らしい、フルーティー好きにはたまらない一本に今年も仕上がりました。
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岡山県倉敷市
菊池酒造
◆新きらめき燦然 純米酒 雄町65〈生〉
1800ml 3,465円 [tax included]
720ml 1,815円 [tax included]
上喜元でおなじみ酒田酒造が贈る「超辛口なのにモダン」「超辛口なのに純米大吟醸」という完全オリジナルの商品、それが「波乗りジョーキゲン」です。
今年3月にリリースした「新酒うすにごり生」から始まり、夏場の火入れを経て、最終章となるのは冷蔵庫でゆっくりと熟成させた無濾過生原酒の登場です!もともと酒度+16の超辛口ですが、熟成によって引き出された果実の蜜のような甘みが見事に融合し、今まさに飲み頃を迎えた一本に仕上がっています。
香りはバナナやメロンを思わせ、梨の蜜のようなみずみずしい甘みが広がります。さらに、イチゴのような可愛らしい甘酸っぱさも香りから感じられます。口当たりは、わずかなガス感によるフレッシュで躍動感のある印象。みずみずしく上品な甘みを感じたかと思えば、中盤から後半にかけては、目が覚めるようなビビッとくる超辛口が舌を刺激し、まるでフリーフォールのような落差のある味わいが楽しめます。「もっと辛いお酒はないの?」という方に、一も二もなくおすすめしたい――そんな刺激的な超辛口に仕上がっています。
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山形県酒田市
酒田酒造㈱
◆波乗りジョーキゲン モダン超辛口 純米大吟醸 無濾過生原酒
1800ml 3,590円 [tax included]
720ml 1,890円 [tax included]


