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コンセプトワーカーズセレクション

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Archive : 2019年

宮城県は萩野酒造より、コンセプトがウケてます「Rシリーズ」の新酒がリリースとなりました。Rシリーズのテーマは、「世代の味覚に合わせた味わいを1本のタンクで表現する」です。今年は搾った後の火入れ処理の仕方で味わいの違いを表現することになり、みごと20代向け、30代向け、40代向けのお酒が完成致しました。現在、R30とR40は熟成中。一発目はR20からとなります。火入れをしない生酒です。造り手の佐藤善之さんよりコメントいただきました。「R20=生酒(しぼりたてをフレッシュに味わう ここからいかようにも変身できる20代新入生タイプ」な味わいだそうです。プシュ!シュワ!フレッシュ!スーと爽快な後口!新学期・新年度にむけてフレッシュマンたちよ。まずはR20を飲んで新学期・社会人デビューだ!
萩の鶴 特別純米 “R20” 生酒
1800ml 2,808円 720ml 1,512円[tax included]

2019.03.16

一見りんごのリキュールのようにも見えますが、日本酒です。日本酒の味わいを表現するのは難しいですね。複雑な香りの要素が絡み合ってひとつのお酒の特徴となっています。プロのソムリエに日本酒を表現してもらいますと、「淡い青レモン、豊富な花の香り、お米とミネラル感、天然水と海藻を彷彿させる、、、」と続いていき、どんどん消費者は迷走していきます。さて、この来福くだものシリーズは、日本酒にあまり慣れ親しんでない人でも、味や香りを誰もが食べている「くだもの」に例えて、わかりやすく楽しく飲んでもらおうというコンセプトのお酒です。一番の難題は、お酒が出来上がった後に実際に飲んでみて、香りの近いくだものを選ぶのではなく、つくる前から「このくだものに近い香りのお酒を造ってください」と蔵元さんに無茶振りしていること。実際にりんごっぽいかどうかは飲んで確かめてみてください。ご無理を聞いていただける来福酒造さんに感謝m(_ _)m
来福 くだもの「りんご」純米大吟醸<生>
1800ml 3,240円 720ml 1,690円[tax included]

2019.03.08

「お米の旨味を噛みしめるようにジワジワと味わっていただきたい」そんなコンセプトのお酒。それが、小左衛門 Dessin 「米の芯」です。なぜそのようなコンセプトになったかと言いますと、このお酒は3造り目となりますが、毎年、搾ってすぐのフレッシュな状態では味がのっておらず物足りない味わい。夏場を越えたあたりからグーンと味が乗りはじめ、旨味と酸味のバランスが良くなります。そんなことで、ゆっくりと熟成させてからリリースするお酒なのですが、今年は最長の14ヶ月も熟成させてしまいました。冷やして飲むと和梨のような素朴でまったりとした旨味が口に広がり心地よい余韻とともに消えていきます。温めて飲むと藁や穀物のような香ばしい香りが広がり、腰のすわった飲みごたえのある味わいに変化。この独特なワールドを楽しめるのが「米の芯」なのであります。
小左衛門 Dessin 「米の芯」 火入 29BY
1800ml 3,240円 720ml 1,680円[tax included]

2019.03.01


おかげさまで「きらめき燦然」が、今期で4造り目を迎えました。発売当初は、蔵の新しいチャレンジとして「はじめの第一歩」という副題が付いておりましたが、さすがに4年目ともなるとそれも違和感を感じるものとなりましたので、ラベルをリニューアルしました。デザインは「タイラーデザイン事務所」の杉本さん。リニューアルに伴い、今までのイメージは残しつつも、よりきらめいたラベルにマイナーチェンジしてほしいと依頼し、エッジの効いたシャープなきらめきを表現したラベルが完成。何度も貼ってテストしましたが、茶瓶でもなく緑瓶でもなく、黒瓶が一番しっくりときてカッコいい!蔵元にもご無理をいって黒瓶に変更しました。ラベルに味も寄ったのか、例年より甘さは控えめてキリッとした味わいに。パインの香りが特徴的で、イチゴキャンディー、洋梨、リンゴのイメージ。ガス感が強く、キリッとした「フレッシュ&ジューシー」なお酒です。

「新きらめき燦然 純米酒 雄町65<生>」
1800ml 3,240円 720ml 1,690円[tax included]

2019.02.22


熟成させた日本酒を燗酒で楽しむ。これはよくある話だと思います。逆に、熟成させた日本酒を冷やして楽しむ。山口県にある山縣本店では、「熟成冷酒」という楽しみ方を提案するための酒造りを行ってきました。この山縣Art Label 復刻版は、過去にリリースして完売になったお酒ですが、蔵元が一部を冷蔵庫で保管していた商品で、限定蔵出し商品となります。3年熟成の27BYは、ライチ、バナナの香りがベースに、熟成によるパインやパパイヤのような南国フルーツのイメージがあります。対する1年熟成の29BYは、和梨やラフランスのような穏やかながらも高貴な香りが特徴的です。熟成による味わいの違いをお楽しみいただけます。ラベルも過去に発売した当初のラベルを限定復活!山縣のバックヴィンテージが数量限定でのリリースとなりました。
「山縣」Art Label 復刻版 純米無濾過原酒27BY
1800ml 2,950円(100本限定)[tax included]
「山縣」Art Label 復刻版 純米無濾過原酒29BY
1800ml 2,950円 720ml 1,620円[tax included]

2019.02.15

酒造りにおける「こだわり」って何だろう?お米でしょうか?それとも仕込み水?はやり杜氏の腕?でしょうか。今回はお米を磨く「精米」に着目しました。それも時間をかけてお米を磨き上げ、大吟醸を造るという高精米のお話ではなく、精米を最小限に抑えて、どれだけ美味しいお酒を造るか?という挑戦です。よく酒造りにおいて、米の外側のタンパク質が雑味の原因になると言われますが、ではいったい周りどのくらいまでその雑味の成分が多いのだろうか?という素朴な疑問がスタートなります。東京のお米屋さんに酒米を持ち込んで、1%ずつ丁寧に磨かれた糠をなめてみます。すると、89%(外側を11%磨いた)のところで、糠の甘みがグンと少なくなりました。「ストップ!!」そのお米を使用して造られたのが、この天明MISTUGO「白」速醸89です。生酒のまま冷蔵庫で1年ゆっくりと熟成させてリリース。その内なるポテンシャルは温めると本領発揮します。

天明MISTUGO「白」速醸89<生>
1800ml 3,240円 720ml 1,680円[tax included]

2019.02.11

広島県にある亀齢酒造では、毎年精米80%の純米酒をタンク30本仕込んでいます。2種類の酵母を使用し、別々に仕込んだものを、香味のバランスを見ながら上手にブレンドし、火入れしたものが出荷されます。この亀齢チェック「銀」は、杜氏である西垣氏がモロミの段階でもっとも良いと感じたものを1本だけ選別し、特別にそのまま瓶詰めした無濾過生原酒となります。ウイスキーでいうシングルカスク的なものでしょうか。今年は仕込みタンク第19号になりました。よって、毎年お酒のスペックが変わります。瓶の後ろからお酒を覗き込んでみてください。ラベルの裏側にスペックが表記されています。話のネタとしては最高です。ぜひ、覗き込んでみてください。

「亀齢Check「銀」純米無濾過生原酒」
1800ml 2,380円 720ml 1,230円[tax included]

2019.02.04

数年前、冷蔵庫に1年以上そのままになっていた未開封の「奥」を飲んだときのこと。自宅の冷蔵庫で1年ですから、お酒としては2年近く熟成しているものとなりますが、非常に美味しかったことを覚えています。「あっ、このお酒は熟成に向くお酒なんだ」と感じたことを蔵元に話すと、「そうなんです。本来は熟成してこそ本領発揮するお酒なのですが、なかなか最近はお酒が足りなくて、ゆっくり熟成させたお酒をリリースすることができていないのが正直なところなんです」。そうであれば、少なくともこの「奥feeling 黒ラベル」もある程度熟成させてからリリースしようということで、約1年の熟成を経てのリリースとなりました。黒に金箔の重厚感のあるラベルは、その奥深い味わいを想像させます。

「奥feeling 純米吟醸 夢吟香 黒ラベル」
1800ml 3,240円 720ml 1,690円[tax included]

2019.01.30

今となってはさまざまなお酒を使ったショコラが全国で発売されていますが、開発当初の4年前の広島では、地元のお酒を使用し、地元の洋菓子店が作るチョコレートはありませんでした。「ならば作ってみよう」と思っていた矢先、私がふと訪れた洋菓子店のレジ横に、「育ててくれた故郷である広島に恩返しをしたいという思いでオープンした」と書いてあるお店と出会い、その思いにひどく共感したことを覚えています。そのお店は、広島市鶴見町にあるパティスリー・グランクラシック。後でわかったのですが、シェフである片岡さんは、辻口博啓さんが手掛ける名古屋の名店、「フォルテシモ アッシュ」で総括責任者を任されていた経歴を持つ、凄腕パティシエだったのです。片岡さんのお店もオープンしてまだ1年も経っていませんでしたが、お電話でその旨を伝えると、「やってみましょう」と快く引き受けていただきました。華やかで高貴な香りのするショコラを作りたいと思い、使用するお酒は頭の中で決まっていました。吟醸造りのさきがけである呉市は仁方にある相原酒造さんの銘酒「雨後の月」。相原社長からも「せっかく作るのであれば良いものを作ってください」と言われ、一升瓶で5,000 円を超える「雨後の月 大吟醸< 月光>」を使用することになりました。そのような経緯で完成した雨後の月大吟醸ショコラも皆様にご愛顧いただき4年が経ちました(2019年1月26日掲載 日本経済新聞 NIKKEIプラス1 何でもランキング バレンタインにチョコっと和の酒入りで5位に入賞致しました)。これからもより一層のご愛顧のほど、よろしくお願い致します。

「雨後の月 大吟醸ショコラ」
5個入り 1,800円[tax included]

2019.01.26

この作品に出会ったのは3年前。西條鶴酒造さんのお酒に使用するラベルのアイデアを探していた時、ウェブ上で私の目に飛び込んできたのが、この「鶴」の墨絵でした。鹿児島県出身の陶墨画アーティスト西元祐貴さんの作品です。すぐに事務所に電話して、「この作品を日本酒のラベルに使用したい!」とお願いした経緯を覚えています。さて、この鶴の絵のように躍動感のある立体的な味わいを求め続け、このお酒も4造り目を迎えました。生酒には「真骨頂」、火入れには「紅一点」という副題が付いています。この西條鶴 純米吟醸 真骨頂 直汲みは、イチゴのような甘酸っぱいチャーミングなイメージと、梨、ラムネ、柑橘のような透明感のある香味を感じます。しっかりとした酸味はフルーツや肉料理とも合わせやすく、フレンチやイタリアンなどにも積極的にマッチングしていただきたいお酒です。

「西條鶴 純米吟醸 真骨頂 直汲み」
1800ml 3,240円[tax included]

2019.01.18