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コンセプトワーカーズセレクション

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Archive : 2018年

この大倉源流シリーズは、奈良という土地でお酒を造る意味を追求した作品です。この大倉は「水もと」という製法で造られています。水もとは、約600年前、奈良市郊外にある菩提山「正暦寺」において創製された酒母のことで、現在普及している速醸もとや生もと系酒母の原型であると考えられている製法です。少し難しい話となりましたが、現代の日本酒の製法の「源流」というわけです。その伝統的な製法を今に伝えたいという大倉さんの思いが詰まったお酒です。ラベルデザインは、京都に事務所を構えるデザイナーの矢口大樹さんの作品。大きな大河も遡っていけば源流/小さな湧き水に辿り着くという発想のもと、湧き水をイメージしたラベルに仕上げました。600年前の製法を現代風にアレンジしたらどのような味わいなのか?ぜひ、みなさまの舌で確かめてみてください。

1800ml 3,240 720ml 1,680円[tax included]

2018.09.08

土佐しらぎくのナチュールシリーズ。名前そのままに「ナチュール=自然」がテーマのお酒です。自然という大テーマをひとつのラベルに落とし込むのは大変なこと。デザイナーのオリシゲシュウジさんが行き着いた先は、究極の引き算。「あれ?これなら俺でも書けるんじゃないの?」と思ったあなた。実際にこれを商品としてリリースする勇気を買ってあげてください。この「地(ち)」は、大地、地平線、水平線、山の稜線を描写。大地の恵みのイメージした作品です。味わいは、メロンや青バナナのような穏やかかつ爽やかな香り、中味は非常にスマートで嫌味のない旨味。まさに土佐しらぎくらしい「やわらかくスッキリとした繊細な味わい」です。

1800ml 3,290 720ml 1,690円[tax included]

2018.09.04

大阪芸術大学短期大学部・デザイン美術学科の授業の一環として、この山縣のラベルを学生さんにデザインしてもらっています。今年で3年目となりました。毎年20名程度の作品ができあがり、その中からもっとも「商品化したらウケそうだな」と思われるものを採用しています。テーマは「アートラベル」。学生さんたちのいろいろなアイデアを見ることができ、たいへん面白い企画です。2018年の山縣生原酒はこちらのラベル。みなさまどうでしょうか?ジャングル?中身は、地元山口県は八代という地区にある「ファームつるの里」で育った山田錦を使用。りんご、洋梨、ライチ、白ブドウのような香りに、含みのガス感がフレッシュな上出来な1本です!

1800ml 2,950 720ml 1,620円[tax included]

2018.08.29

高知県は和食にある仙頭酒造場。代表銘柄である土佐しらぎくのコンセプトは「心地よい飲みやすさの追求」。醸造責任者である仙頭竜太さんの目指す味わいは「透明感のある上品な香り、繊細かつまるみのある味わい」。それは、スッキリとはしながらも従来の土佐酒の辛口酒とは異なるといいます。その何度杯を重ねても飽きのこない心地よい飲みやすさを極限まで追求したのが、この「ナチュール」シリーズです。そのナチュールを意識した無駄を削ぎ落とした引き算のデザイン。この「水」は、雨、海、河、川の流れ、霧、水しぶきという自然界を描写したもの。超シンプルながらも目を引くデザインを意識しました。今年は、リリース本数が非常に少なくなっております。お目にかかれたらラッキーです。

1800ml 3,290円 720ml 1,690円[tax included]

2018.08.23


山口県は周南市にある酒蔵「山縣本店」より車で約30分。山間を抜けた八代という地区にファームつるの里はあります。ファームつるの里では、ICTを活用した農業生産管理システムを試験導入しており、訪問した田んぼには、センサーが設置。気温や湿度、土壌温度、土壌水分などを自動収集し記録しています。スマホのボタンひとつで水の管理ができるすぐれものも拝見してきました。そして、この山田錦の稲を見る男。2.3haの田んぼを管理する栽培責任者の仁多新太郎さん。初年度1等米からスタートし、一次は3等米まで下がったものの息を吹き返し、近年は特等を連発している栽培家。冬場は、蔵で酒造りの手伝いもする山縣本店には切っても切れない強力な助っ人なのです。次回発売する「山縣 純米無濾過生原酒」は、今年からこのファームつるの里の山田錦を使用しています。ぜひ、ご期待下さい。

2018.08.18


日本三大酒処のふたつ、兵庫の「灘」と広島の「西条」に挟まれ影を潜める岡山県。しかし、岡山といえば、日本酒の原料である酒米において不動の人気を誇る「雄町」の生産量1位、「山田錦」の生産量2位という名産地。しかも酒蔵も47と全国的に見ても多く、まさに隠れた銘醸地といえます。そんな岡山県より、「大典白菊 サンライズ レッド」がリリースされました。使用しているお米は、岡山特産の「朝日米」。よって、名前はサンライズ。朝日は、コシヒカリやササニシキなどのルーツである、ありがたいお米で、大粒で粘り気が少ないため酢飯などで重宝されていますが、酒造りにおいても非常に扱いやすく、良いお酒ができると近年注目株です。ぜひ、まだ試されたことがない方は、一度お試しください。

1800ml 3,380円 720ml 1,690円[tax included]

2018.08.09


8月6日は「原爆の日」です。広島に続き9日には長崎にも原子爆弾が投下されました。広島・長崎、それぞれの日には原爆被災者の慰霊と世界平和を祈念する式典が行われます。式典では多くの鳩が平和の象徴として放たれます。美味しいお酒が毎日楽しめるのも平和な世の中があってのこと。そんな思いが込められた商品。それが「華鳩 peaceful」です。

2018.08.06


日本酒は、「お米を磨けば磨くほど香り高く雑味のないスッキリした味わいになる」といわれてきて、大吟醸のお酒などはお米を半分以上磨いたものとして重宝されてきました。しかし、逆を考えると、農家さんが一生懸命作ったお米を半分以上も捨てている(ざっくり言えば)ということになります。その反動で、あまりお米を磨かずに「香りが穏やかでお米の味がしっかり味わえる」がウリの低精米というお酒も登場しました。この天明MISTUGO「金」は、この両方のコンセプトに属しません。低精米でありながらも雑味を感じさせない、サンセールの白ワインのようなキリッとしたお酒に仕上がっています。それは、「手塩にかけて作ったお米をそのまま味わってあげたい。」という思いの表れです。

1800ml 3,240円 720ml 1,680円[tax included]

2018.08.04


コンセプト・ワーカーズ・セレクションでは、番外編として「フュージョン」というシリーズを展開しています。これは、広島は三次ワイナリーのTOMOEブランドで活躍したコンディションの良い樽を、同じ広島の酒蔵に直送し、さまざまな味わいの日本酒を熟成させるというチャレンジ商品となります。今回使用したワイン樽は、セミヨン、メルロー、シャルドネと9 年間にわたり、三次ワイナリーのTOMOEブランドとして活躍したTaransaud社のフレンチオークを使用。華鳩の純米吟醸酒を蔵内にて4 ヶ月間熟成、瓶詰めしたものです。しっかり冷やせば白ワイン感覚でキリッと爽やかに楽しめますし、常温で飲めば、日本酒の熟成由来の古酒のような味わいを楽しめる面白い逸品です。
720ml 1,970円[tax included]

2018.07.23


コンセプト・ワーカーズ・セレクションでは、広島JA安芸さんと連携し、県が独自に開発した「千本錦」という酒米作りを2016年よりスタートしました。昨年の9月27日に稲刈りが無事終了し、約2トンの玄米を収穫することに成功。この千本錦を使って今年は、廿日市市の中国醸造さんにお酒を作っていただきました。その名も「一代弥山プレミアム01」。桃やバナナのような熟れた果実の甘い香りと、ライチやラムネのような爽やかな香りが共存。含みはガス感と甘みがパッと広がるフレッシュ感が印象的で、スムーズな引きの良さがある上出来な一本に仕上がりました。
1800ml 2,990円/720ml 1,590円[tax included]

2018.07.09