天寶一のコンセプトワーカーズセレクションを初めてリリースしたのが、2022年の2月でした。当初よりバラ酵母を使用した、フローラルな香りと少し甘みを持たせたふっくらとした味わいから、サブタイトルを「Style」と名付け、花のイラストを変えながら商品展開をしてきました。3年経過し「全く真逆の超辛口でもやってみますか!」と蔵元に投げかけたところ、「いいですね。定番商品の超辛口は千本錦を使用しているので、県が開発した新しい酒米『萌えいぶき』を使うのはどうでしょうか?」「いいと思います。萌えいぶきと辛口で『モエカラ』。なんか、カラオケ屋みたいな商品名ですね。」ということで、今回の商品が誕生しました。
出来た新酒をテイスティングして、その出来に少し興奮しました!青バナナやメロン、溌剌とした青リンゴのような香りに、ライムのような爽やかな印象もあります。ガス感は弱め。超辛口でガスが強いと硬かったり、苦みを感じやすいので、これぐらいのガス感がよいかと。その分、アタックに甘みを感じ、味わいに厚みを感じます。中味以降に超辛口らしいビビッとした辛さを感じた後に、苦みを感じることなくスッと消えてゆくバランスの良さは、初挑戦ながらも上出来な味わいに仕上がりました!
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広島県福山市
株式会社天寶一
◆天寶一 萌辛(モエカラ) 純米吟醸 直汲み生
1800ml 3,390円 [tax included]
720ml 1,790円 [tax included]
コンセプトワーカーズセレクションの華鳩は、今まで「こいおまち」を原料に造ってきましたが、今年は不作ということで、急遽「広島酒44号」を使用することになりました。広島酒44号は近年の高温障害対策用に広島県が開発した酒造好適米で、こいおまちや八反錦を親に持つ酒米です。心白が小さめで精米しても割れにくいが、お米自体の溶解性は安定しており、醸造しやすいお米だと言われています。
また、酵母に関しては昨年より熊本酵母を使用しています。当初この華鳩というお酒に惚れたのは、味わいはクラシックな印象を残しながらも、白葡萄のような爽やかな香味にモダンさを感じる部分。今まで広島令和一号酵母なども使ってきましたが、やはりこの熊本酵母が一番しっくりくるということで、CWSでは熊本酵母をリクエストしております。
メロンや白葡萄を彷彿させる青系の爽やかな香りを感じます。微量のガスを感じる若々しいフレッシュな口当たりに、メロンをカットしたときのようなみずみずしい旨味が口の中にジュワッと広がり、オリ由来のまろやかさを感じながらもスッと引いていきます。まさに「初々しい」「みずみずしい」という表現がピッタリの上出来な味わいに仕上がりました。
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広島県呉市
榎酒造
◆おどる華鳩 純米吟醸 おりがらみ生
1800ml 3,390円 [tax included]
720ml 1,790円 [tax included]
約600年前、奈良市郊外にある菩提山正暦寺において創製された酒母「水酛」。現在普及している速醸酛や生酛系酒母の原型であると考えられています。同じ奈良でお酒を造る大倉の思いから誕生した、酒造りの「源流」に挑戦するシリーズです。
春酒のシーズン到来。季節のイメージに合わせ、おりがらみだったり、少しライトで甘めの印象のお酒が多い中、まったく真逆の味わいを貫く、ピンクラベルのチーターが今年もできました!今月瓶詰めしたばかりのピチピチの新酒しぼりたてです!
肉食系純米酒のコンセプトは、「ガス感」「辛口」「骨太」の3つのキーワード。そのポイントをしっかりと押さえてある躍動感あふれる味わい。このチーターは地元滋賀県産の美山錦を使用。肉食系純米酒シリーズはこの後、山田錦の「ライオン」、山田穂の「クマ」、渡船6号の「オオカミ」と続いていきます。
青バナナやメロンのようなミネラリーな香りに、カスタードを思わすふくよかな香りを感じます。直汲みらしいしっかりとしたガス感がハツラツな印象を与え、ハイアルコールならではのガツンとした味わいに、超辛口らしいドスンとした引きの良さ。開栓後はやや硬い印象ですが、時間が立つにつれ、ゆっくりと開いていき、まろやかになってきます。ガスが抜けても異なる楽しみ方でできる味わいも、このお酒の魅力のひとつです。
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滋賀県高島市
福井弥平商店
◆萩乃露 肉食系純米酒 「チーター」美山錦直汲み〈生〉
1800ml 3,390円 [tax included]
720ml 1,790円 [tax included]
大人気、望スプラッシュの新酒ができました!
外池酒造店で2012年よりスタートした限定ブランド「望(ぼう)」。望シリーズはすべて無濾過でアルコール16度の原酒。そしてアルコール添加をしない純米酒。口に含んだ瞬間に「パッ!」と弾けるような明るい印象のお酒です。そんなフルーティー&ジューシーな味わいを最大限に表現したのが、コンセプトワーカーズセレクションの「望スプラッシュ!」です。
ラ・フランスやバナナを思わす初々しい香り。白桃やさくらんぼのようなニュアンスも感じ取れます。ガス感はチリチリ程度でそこまで強くありません。それよりも、みずみずしい・初々しいといった印象の口当たりで、パイナップルのような甘い香りが口に広がり、酸味や苦味で味を引き締め、バランスをとっている印象の味わい。昨年は「まったり&フルーティー」と表現しましたが、今年は香りの質や味わい的にもややすっきりとした印象で、「みずみずしくフルーティー」といった、果実もぎたて感を楽しめる味わいに仕上がっています。
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栃木県芳賀郡
㈱外池酒造店
CWS人気上位!飲んだ瞬間にパッと明るい味わいがこのお酒の醍醐味!!
1800ml 3,690円 [tax included]
720ml 1,980円 [tax included]
昨年までのサンライズは、18と9号酵母をブレンドし、フルーティーながらも透明感のある味わいを目指してきましたが、逆に言えば、特徴を伝えにくい味わいになっていました。そこで今年は1801酵母に絞り、グッと香りと甘みを出す方向で設計を変えました。結果、ラベルのイメージに近い味わいに仕上がったと思います。
以前はラ・フランスのイメージが強かったですが、今年は白桃やさくらんぼを思わすピンク系果実の香りを感じます。みずみずしくまろやかな口当たりに、含み香はパインやマンゴーなどのトロピカルな印象。トロリとした伸びやかな甘みが優美な印象を与え、しっかりとした余韻を感じるリッチな味わいに仕上がりました。
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岡山県高梁市
白菊酒造㈱
◆大典白菊 サンライズ ピンク 無濾過生原酒
1800ml 3,520円 [tax included]
720ml 1,870円 [tax included]
土佐しらぎくナチュールシリーズの生酒である「水」の新酒が1年半ぶりに登場です。
仙頭酒造場の杜氏である仙頭竜太さんの求める「透明感のある上品な香り、 繊細かつ味にまるみのある酒質」を守りながら、過度に飾らない体にスッと入ってくる味わいを追求したナチュールシリーズ。高知県はどうしても原料米の確保が難しいことから、今年は土佐麗と7号酵母の組み合わせでの仕込みとなりました。「土佐麗(とさうらら)」は、高知県農業技術センターが平成21年から開発してきた早生の新品種です。
青バナナや熟したメロンのような香りをメインに、白い花や花の蜜、ビワやマンゴーのような黄色い果実系の香り、カスタードクリームのようなニュアンスも感じ取れます。ある程度の酸味とアルコール度数がありますので、飲み口も上品ながらもしっかりとした印象があり、みずみずしく優美な甘みが口に広がり、伸びやかな印象のお酒です。食中酒としてのバランスの良さを持ちながら、少し色気を感じる今年の仕上がりです。
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高知県安芸郡
仙頭酒造場
◆土佐しらぎく ナチュール「水」 生酒
1800ml 3,590円 [tax included]
720ml 1,890円 [tax included]
コンセプトワーカーズセレクションの中で最もコスパの良いチェック白・銀。CWS立ち上げ当初からのブランドで、唯一ラベルを変えることなく9年目に突入しました。まさにCWSの中で最もロングセラー商品となりますが、今年はさらに中身を強化しました。
蔵元に「昔の亀齢はザ・芳醇辛口ならぬ、酒度も高く、酸もしっかりあったのに、ここ近年はまとまりのある味になってませんか?」という投げかけから、「酒度をあまり高くするとペラペラになるので、+5ぐらいに抑えさせてもらって、酸をしっかり出してみようか。」という会話から誕生した、レギュラー商品とは異なるオリジナルスペックがここに完成。
穏やかな香り。このお酒にフルーティーさを求めてはダメですが、強いて言えば、青バナナ、和梨、和柑橘系の香りを感じます。カチッとしたスマートな口当たりに、後からリンゴの蜜のような甘みがじわーと出てくる特徴があります。開栓後空気に触れて時間が経ったほうがまとまりが良くなる印象です。醍醐味はぬる燗!口当たりがまるくなり、やわらかな甘みを感じながら上品に引いてゆく、まとまりの良い味わいに変化します。
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広島県東広島市
亀齢酒造
◆亀齢 Check「銀」純米無濾過生原酒
1800ml 2,530円 [tax included]
720ml 1,430円 [tax included]
昨年、可愛いラベルに大幅リニューアルした西條鶴。
2年目の今年はちょっとビックリ!味わいにも変化が!
今までの西條鶴ではありえなかったマスカットのような香りがします。その爽やかな香りを中心に、香りからも酸味を感じ取れます。スムーズな口当たりにイチゴを思わすキュートな酸味が口いっぱい広がり、フレッシュさとジューシーさを感じる味わい。そして全体的にはスマートで優等生。飲んだスタッフからも「あれ?今年のCWSの西條鶴は、なんかおしゃれじゃない?」と言っていましたが、可愛いラベルに負けないオシャレな味わいに仕上がった今期の西條鶴。ぜひお試しください!
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広島県東広島市
西條鶴醸造
◆西條鶴 春のるるる 純米吟醸〈生〉
1800ml 3,630円 [tax included]
720ml 1,980円 [tax included]
武勇「アイラブユー」より昨年大好評!特別仕様のゴールドラベルが今年も登場。猫の手にはバラを持った、愛おしいのか?キザなのか?というデザインは、バレンタインはもちろん、大切な方へのプレゼントにオススメです。
さらに今年より米違いシリーズとしてアイラブユーをリニューアル。第一弾は五百万石を使用した生酒でしたが、この第二弾は安定の山田錦を使用したおりがらみ生です。昨年もおりがらみでリリース致しましたが、今年のほうがややオリが多い気がします。その分、瓶内発酵が進んでおり、開栓時にプシュという音がするガス感強めの仕上がり。そのガスも相まって酒度以上にドライな印象を受けます。香りの質も今年は少し異なります。メロンや白葡萄のような青系の香りは控えめで、バナナを中心としたクリーミーな香りを中心に、その他、ライチやメロン、若干赤系果実の香りも感じとれます。香りのわりには飲んだ印象はシュワッとドライで爽快キレキレ。白身の焼き魚、白肉天ぷら、水餃子など、白系の食材と相性が良いです!
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茨城県結城市
㈱武勇
◆武勇「アイラブユー」山田錦 うすにごり生
1800ml 3,590円 [tax included]
720ml 1,980円 [tax included]


