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コンセプトワーカーズセレクション

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Archive : 2025年 9月

シリーズ第二弾にして最終章となる「香露・惑星9号シリーズ」。前回リリースしたType-Aは大変ご好評をいただき、完売後もリピートのお問い合わせを何度もいただきました。今回のType-Bは、麹の一部に白麹を使用した意欲作です。しかし「白麹」と言われなければ気づかないほど、非常にクリーンな甘みと酸味が特徴の上出来な味わいに仕上がっています。
この「香露」を造る熊本県酒造研究所は、その名のとおり県産酒の酒質向上を目的に、県内蔵元の呼びかけで設立された研究所です。「きょうかい9号酵母」の元株である「熊本酵母」を維持・管理する機関でもあります。そんな「研究所」の新しい挑戦、小仕込みで新しい味わいを探る試験醸造、その中の1本を飲んでビックリ!―「香露って、こんなモダンな味わいが造れるの!?」香りは控えめながらも透明感のある爽やかさ。イチゴやサクランボ、巨峰といった赤紫系の香りに、白麹由来の柑橘系のニュアンスが重なります。わずかなガス感があり、溌剌とした口当たり。ピオーネを思わせるみずみずしい甘みが広がり、酸味とともにクリーンに消えていきます。冒頭でも触れましたが、白麹の特徴が強く出すぎることもなく、またスペックから想像するような過度な甘酸っぱさもありません。通常の日本酒として見ても感心するほど、完成度の高い味わいに仕上がっています。

熊本県熊本市
熊本県酒造研究所
◆「香露」 惑星9号 純米酒 type-B
720ml  1,890円 [tax included]

2025.09.30

曙酒造では、ワイン醸造を目指して地元でワイン用ぶどうの栽培を始めています。世界で広く楽しまれるワインのアルコール度数に着目し、日本酒の今後のグローバルスタンダードを見据えながら、「日本酒も現在のアルコール度数より、もっと軽やかな方向に進むのではないか?」「ワインと同程度のアルコール度数で“美味しい”と感じる日本酒とはどのようなものか?」を日々追求しています。CWSでもその考えを後押しできるお酒をつくろうと、新シリーズ「Sora」が誕生しました。
シリーズの中でも最も攻めた商品が、この「夕空」です。地元・福島の酒米「福乃香」を使用し、アルコール11%の生原酒、酵母無添加の生もと仕込み、さらに白麹仕込みという、非常に挑戦的な設計ながらも、ぴたりと味わいの決まった一本に仕上がりました。
白桃やイチゴを思わせる控えめで上品なフルーティーな香りに、和柑橘のような酸味が調和。口当たりは非常にスムーズで、八朔やライムを思わせる爽やかな酸味がしっかりと広がり、11%ながら薄さを感じさせません。しかもその酸味は決して強すぎず、嫌味のない、テーマに沿った優しく軽やかな酸味。すっと体に染み込むような、ナチュラルな味わいに仕上がっています。

福島県河沼郡
曙酒造
◆天明「Sora」かろやか純米“夕空”〈生〉
1800ml  3,490円 [tax included]
720ml  1,890円 [tax included]

2025.09.20

コンセプトワーカーズセレクション人気No.1「武勇アイラブユー」シリーズ、いよいよ最終章です!今年も「五百万石」のしぼりたて生から始まり、「愛山」や「吟のさと」など多彩な商品を発売してまいりました。そして、この締めくくりを飾るのは「山田錦」の火入れとなります。
さらに今年はラベルもプチリニューアル。色合いを変え、ラブレターをモチーフにしたワンポイントを加えました。そこには、愛情の重さに少し戸惑い、ふてぶてしささえ漂わせる猫の姿を描いています。
味わいはシリーズの中でもっとも香り高く、特にイソアミル系の香気が際立ちます。バナナやメロン、ライチ、白ブドウを思わせる豊かな香りが広がり、チリチリとした微かなガス感と甘みのある口当たりが心地よい仕上がりです。アルコール度数はやや低めながら、トロリとした粘度を感じる味わいで、口中に広がる果実香が程よい酸味とともにゆっくりと消えていきます。シャープな印象が多い「武勇」シリーズの中で、本作は香りの華やかさとリッチな味わいが際立つ特別な一本となりました。

茨城県結城市
㈱武勇
◆武勇「アイラブユー」山田錦 純米吟醸
1800ml 3,590円 [tax included]
720ml  1,980円 [tax included]

2025.09.18

みなさま、大変お待たせいたしました!今年もついに「遊穂」の季節がやってまいりました。
恒例、第一弾は 「THE FIRST」 のご案内です。冷蔵庫でじっくりと熟成させた一本で、この後は2nd・3rdと続く長期熟成酒を順次リリースしていきます。このシリーズは、あくまで冷蔵庫でゆっくりと熟成させているため、強いヒネ感はなく、上質な熟成によって生まれる複雑さや奥深さの違いを心ゆくまでお楽しみいただけます。
「遊穂」を醸す御祖酒造は、能登杜氏・横道氏を筆頭に、藤田社長も含め、“日本酒は主役である料理に寄り添う存在であること” を信条とする蔵元です。琵琶の長寿、菊姫、常きげんといった名だたる蔵で研鑽を積み、その経験を活かしながらも、決してマニアックさだけを追い求めず、設備や技術を柔軟に取り入れつつ、自らの哲学を20年近く守り続け、進化させてきました。その集大成こそが「遊穂」であり、この「年輪」シリーズは、そのコンセプトを最大限に体現し、熟成による味わいの変化を楽しめる特別な設計になっています。
色調は、澄んだレモンイエローの色合い。炊き立てごはんを思わせる素朴な香りに、和梨やメロンを思わせる香りが寄り添います。さらに熟成由来のナッツやカスタードクリームのようなニュアンスも感じられます。冷やしていただくと、繊細でクリアな口当たりに、熟成のまろやかさが重なり、辛口らしいスマートで引き締まった印象。骨格のしっかりとした旨味と複雑さが魅力です。温めると香ばしさが一層広がり、ふくよかで丸みのある味わいに。とはいえ重たすぎず、広がりすぎることもなく、絶妙なバランスを感じる純米酒に仕上がっています。

石川県羽咋市
御祖酒造株式会社
◆「遊穂」年輪 THE FIRST 純米酒
1800ml  3,390円 [tax included]
720ml  1,790円 [tax included]

2025.09.17

昨年フルモデルチェンジを果たし、ご好評をいただいております萩の鶴「かわるがわる」シリーズ。そのシリーズ最終章として登場するのが、冷蔵庫でじっくりと熟成させた“ひやおろし”的ポジションの火入れ酒です。
萩野酒造の杜氏・佐藤善之さんは、「SAKE COMPETITION 2019」において、次世代の造り手を応援する若手奨励賞を受賞した実力派。そんな佐藤さんが「今、造ってみたい」をテーマに、毎年異なる味わいのお酒を自由な発想でリリースしています。
昨年のテーマは「お米の磨きで味わいはどう変わるか?」。
そして今年のテーマは、「私が今、造りたい辛口酒の表現」。
佐藤杜氏は、「時間経過による変化が少ないとされる辛口酒だからこそ、逆にどのように変化していくのかに注目してみたい」と語ります。その狙いにおいて、このお酒はまさにうってつけといえるでしょう。
萩の鶴らしいメロンや白ブドウのような透明感のある爽やかな香りの中に、リンゴの蜜のような甘みと酸味を感じます。自然な微量のガス感。いまだフレッシュな口当たりに、低温熟成により引き出されたリンゴの蜜ような甘み。その旨味の下支えを感じながら、辛口らしい過度に広がらないキレの良さを持ち合わせた味わいは、薄っぺらい辛口酒とは異なる、味わいに奥行とキレを持ち合わせた、バランスの良い味わいに仕上がっています。

宮城県栗原市
萩野酒造㈱
◆萩の鶴 かわるがわる 辛口純米吟醸 火入
1800ml  3,410円 [tax included]
720ml  1,870円 [tax included]

2025.09.16

中島屋のシリーズ最終章は、即詰め瓶燗火入れの登場です。即詰めによる火入れながらもガス感のあるフレッシュさと、熟成によるまろやかさが見事に調和し、今がまさに飲み頃の一本に仕上がっています。
山口の酒といえば名だたる蔵元が多い中で、中島屋酒造場は小さくともキラリと光る蔵元です。代表銘柄は3つあり、生もと造りで常温や燗で美味しい「カネナカ」、もっとも古い銘柄で甘さと華やかさが特徴の「寿」、そして屋号を冠した中心的な存在の「中島屋」です。そのクオリティの高さに惚れ込み、コンセプトワーカーズセレクションへの参加をお願いしました。味わいのプチプチとしたガス感と、銘柄「寿」を掛け合わせて「プチプチ寿=小さな幸せのお裾分け」という意味を込め、ユーモアのあるコンセプトとラベルが完成しました。
前回・前々回の生酒は酵母にM310を使用しましたが、この火入れには1801酵母を採用しています。白桃やリンゴのような華やかな立ち香に加え、パインを思わせるトロピカルな含み香。ただし1801酵母にありがちな強すぎる香りではなく、あくまで上品にまとまっています。微量のガス感と、角の取れたまろやかな口当たりは新酒のときにはなかった魅力。ふわっと広がる色気のある甘みも、広がりすぎず上品にまとまっています。酸味とのバランスも良く、苦味や渋みを抑えた、まとまりのある上出来な味わいに仕上がっています。

山口県周南市
中島屋酒造場
◆中島屋 プチプチ寿 純米吟醸 火入
1800ml 3,690円 [tax included]
720ml  1,995円 [tax included]

2025.09.09

山城屋アルチザン・シリーズの最終章を飾るのは、「おりがらみ火入れ」です。おりがらみといっても自然に由来するオリがうっすら入っている程度で、印象としては“超うすにごり”といった仕上がりです。今回もキリッと引き締まった辛口仕立てで、ミネラル感のある純米吟醸酒となっています。
越銘醸は、地元で長年愛され続ける「越の鶴」をはじめ、地元新潟の酒販店のみで扱う「壱醸」、そして全国特約店限定のブランド「山城屋」と、3つのブランドを展開しています。その中でも「山城屋」は全量生もと造り。華やかさを前面に出すのではなく、繊細さや素材の旨みを引き出すことに重点を置いた酒質が特徴です。冷蔵庫でじっくりと熟成させた“ひやおろし”的な位置づけのこのお酒は、バナナや熟した梨、花や果実の蜜を思わせる香りに加え、生もと由来のクリーミーな香りも感じられます。ガス感は控えめながら、新酒の頃に見られたシャープな口当たりに、まろやかな甘みと滑らかさが加わり、上品な印象になりました。後半にはドライなニュアンスがしっかり残り、緻密な酸とともにスッと消えていく辛口酒。白身魚や野菜の天ぷらなど、さっぱりとした中に旨みのある料理との相性が良いです。

新潟県長岡市
越銘醸株式会社
◆山城屋“アルチザン”純吟おりがらみ 火入
1800ml  3,590円 [tax included]
720ml  1,890円 [tax included]

2025.09.06

毎年、秋の訪れとともに発売される「きらめき燦然」シリーズの番外酒―その名も「薫る秋」。
搾りたてのお酒をすぐに瓶詰めし、瓶燗火入れを施したあと、冷蔵庫でじっくりと熟成させました。今年は、広島の大学で書道を学ぶ学生たちと一緒にラベルデザインを手がけた、特別仕様の限定ラベルでお届けします。
燦然「薫る秋」は、その名の通り、ひと口飲めば思わず「うまっ!」と声が出てしまうような、華やかで煌びやかな、躍動感あふれる味わいを追求して造られています。燦然の醍醐味でもある“スーパートロピカル”な香りは、白桃、イチゴ、リンゴといった赤系果実の香りに加え、パインやマンゴーなど黄色系果実の甘く濃密な香りが重なり合い、とにかくフルーティーな香りが次々と現れます。口当たりは、チリチリとした軽快なガス感に、相反する濃厚でトロリとした舌触りの共演。華やかなトロピカルフレーバーが口いっぱいに広がり、しっかりとした余韻が続きます。まさに、「気品」「優美」「リッチ」といった言葉がふさわしい、フルーティー好きにはたまらない1本に、今年も仕上がりました。

岡山県倉敷市
菊池酒造
◆燦然「薫る秋」純米酒 雄町65
1800ml  3,465円 [tax included]
720ml  1,815円 [tax included]

2025.09.04