
HANAHATO
広島県 榎酒造
Farmers and Agriculture
「高宮酒米部会」
Brewing / Brewer
「榎酒造」
Design and Art
「久保章」

商品コンセプト
この美味しさをもっとわかりやすく知ってもらうため。
味わいをオノマトペで表現したユニークなお酒。
いろいろな華鳩のお酒を飲むたびに「毎年お酒が良くなっている」という印象のある蔵元です。それが確信となったのが、数年前に行われた広島の酒蔵有志で作る勉強会『研酒会』において、ブラインドテイスティング25 蔵中1位になったこと。近年では、SAKE COMPETITION 2016 純米酒部門出品酒401 点のうちGOLD3 位に華鳩純米火入が輝いた実績があります。正確に言えば、美味しくなったというより「安定した酒造りができている」ということなのかもしれません。平成14年に杜氏となった藤田忠氏が駆け出しのころの試行錯誤をしてきた時代は終わり、現在は9号酵母のみを使用した安定したお酒ができるようになったのは、ここ数年だと榎社長は言います。「この美味しさをもっと多くの人に知ってもらうためには?」実際の飲んだ味わいの感想を、そのままオノマトペで表現し、それをそのまま商品名にしたユニークなお酒の誕生です。
Making this superb taste even easier to savor-
A unique sake whose flavor is expressed through onomatopoeia
Each time I taste one of the various HANAHATO products, my impression is that
this brewery’s sake “gets better and better every year”. Actually, rather than
saying that HANAHATO sake wines are becoming increasingly delicious, it may
be more accurate to say that the brewery’s “sake-making has stabilized”.
The period of trial-and-error of Tadashi Fujita, Master Brewer of the Enoki Shuzo
Brewery, has long since ended, and the brewery became able to produce its current
stable sake using only No. 9 Yeast during the past few years. In order to convey the
deliciousness of the brewery’s sake to even more people, it was decided to express
the actual taste and sensation of drinking the sake in words using onomatopoeia,
with these various onomatopoeic words becoming the product names.

酒米生産者 「高宮酒米部会」生産農家が希少。県が開発した酒米「こいおまち」
JA広島北部の管轄である広島北部農業協同組合の高宮酒米部会では、八反錦、八反35号、千本錦、雄町、こいおまちを栽培しております。その中でも、この華鳩で使用している「こいおまち」は、広島県が開発した酒造好適米の品種のひとつで、改良雄町とニホンマサリの交配種。改良雄町の耐倒伏性強化と早熟化を目的に育成されたもので、高宮地区でも生産している農家さんは少なく希少なお米です。華鳩ピースフルでは、このこいおまちを使用しています。

酒蔵 「榎酒造」
平清盛ゆかりの音戸の瀬戸より、全国で初めて「貴醸酒」を醸造した蔵元。
華鳩ピースフルシリーズを造る榎酒造は、平清盛が沈む太陽を扇で止めて一日の内の開削したという伝説の「音戸の瀬戸」で知られる呉市音戸町にあります。1899 年に創業。昭和49 年に全国で初めて「貴醸酒」を醸造したことから、華鳩をご存知の方は、ワイン品評会IWC で8度も金賞に輝いている貴醸酒熟成古酒を思い浮かべる人も多いかと思います。「花に鳩」という可愛いロゴマークから地元広島では女性にも人気のあるお酒です。

デザイン 「久保章」
味覚音にふさわしい弾けるPOP感。原色でカラフルに表現した目を引くラベル。
広島アートディレクターズクラブ審査会2019 パッケージ部門賞受賞
「お酒の味わいをイメージがぶっ飛んだ感じで表現してください」とお願いし、当初は困惑されておりましたが、何度も打ち合わせ
を重ね、その味わいのイメージを原色でカラフルに表現したラベルが完成しました。
[Profile]
1972年生まれ。
呉宮原高等学校卒業後、18歳で東京へ。
専門学校、デザイン事務所を経て、2004年独立。
アートディレクション・グラフィックデザインを中心に幅広く活動中。