「大典白菊」サンライズ
TAITENSHIRAGIKU
岡山県 白菊酒造
農家・農業
「JA岡山東 瀬戸支店管内産」
造り・造り手
「白菊酒造」
デザイン・芸術
「関浦通友」
商品コンセプト
「香り高く華やかなのに、飲み飽きしない」
という相反するコンセプトを追求したお酒。
コンセプトやネーミングは、こちらサイドで決めるのがほとんどなのですが、このお酒は白菊酒造の渡辺社長から「サンライズでいかがでしょうか。」と突然提案された商品です。「サンライズ=日の出」世の中にお披露目するはじめての商品という意味でもあり、使用している朝日米は、「朝日米といえば岡山」といわれるほど、岡山県を代表する米であり、近年は酒米としても非常に注目されています。その「朝日」にもかけたネーミングです。もともと白菊酒造では、この地の酒として伝統的な「うま口」の味わいを大切にしながら、バランスが良く、キレの良さを持ったお酒を心がけて造っています。その伝統を大切にしながら、サンライズという名前に負けない、「インパクトがあるのに、飲み飽きしない酒」という相反するコンセプトに挑戦したのが、この大典白菊サンライズです。
酒米生産者 「JA岡山東 瀬戸支店管内産」近年、酒米としても非常に注目を浴びている「朝日米」。
岡山といえば、「山田錦」と人気を二分する酒米「雄町」の9割を生産することで有名な県である。近年は、やはり岡山特産の「朝日米(あさひまい)」という米も、「雄町」と同様酒造りに適した飯米として、愛飲家に話題を提供している。酒どころの灘(兵庫)と西条(広島)の間にあって目立たない県ながら、実は重要な酒米どころなのだ。[副島 顕子/にっぽん酒紀行より]
近年、酒米としても非常に注目を浴びている「朝日米」。大典白菊サンライズでは、JA岡山東 瀬戸支店管内産の朝日米を使用しています。
蔵元 「白菊酒造」
岡山特産の酒米を使用し、伝統的な「うま口」の味わいを大切にしながら、バランスが良く、キレの良さを持ったお酒を醸す。
大典白菊サンライズを醸す白菊酒造は、明治19年(西暦1886年) 備中国川上郡成羽村にて渡辺廣太郎により創業。当初銘柄「白菊」を醸造しており、昭和3年、銘柄に「大典」を付し「大典白菊」となります。その後、昭和46年までは明治蔵・恵比寿蔵と呼んでいた2つの蔵で酒造りを続けていましたが、翌47年に集中豪雨によって両蔵が水没してしまいます。翌昭和48年には設備の整った新蔵が完成。同時に企業合同をすすめ、成羽大関酒造株式会社に改組。創業120年を経た平成19年4月より社名を「白菊酒造株式会社」に改め現在に至ります。
蔵のある備中地域の高梁市成羽町は、海の幸、山の幸に恵まれた好条件が、人が住み暮らせる快適な場所として栄えてきました。この気候風土に育まれた土地の酒は口当たりが柔らかく、お米の旨味や甘味がしっかりとした「うま口」と言われるお酒が好まれてきました。白菊酒造では、この地の酒として伝統的な「うま口」の味わいを大切にしながら、バランスが良く、キレの良さを持ったお酒です。また、岡山特産の酒米を中心に、自社で復活させた独自の酒米、無農薬の酒米など米にこだわり、清冽で豊かな仕込み水、そして伝統の備中杜氏の技といった、酒造りに恵まれた岡山の良さを大切に醸しています。
デザイン 「関浦通友」
イタリアで開催された「ミラノ酒チャレンジ」純米吟醸デザイン部門で金賞を受賞したラベル。
「サンライズ」という商品名から、シンプルに昇る朝日を楕円で表現したラベルとしました。赤の色は神社の朱をイメージして、サブカラーに金で、瀬戸内海の水面に映る情景を込めました。朱の楕円のラベルとして覚えやすいデザインを心がけました。
[Profile]
1972年生まれ尾道育ち。
日本デザイナー学院広島校卒業。
広島市内の広告代理店勤務後、2000年〜カナダモントリオールへ。
2002年セキウラデザイン設立。広島を拠点にデザインを中心に活動。