「豊能梅」REFRESH
TOYONOUME
高知県 高木酒造
農家・農業
「嶺北産吟の夢」
造り・造り手
「高木酒造」
デザイン・芸術
「藤井 一志」
商品コンセプト
「シャープで爽やか」という味わいの第一印象を
コラージュで表現した感性の光る1本。
豊能梅のコンセプトワーカーズセレクションを始めたのが6年以上前。当時、社長の高木直之氏と蔵で話していたときのこと。豊能梅のラインナップには無い酒米と酵母の組合せがひとつあり、それが高知の酒米「吟の夢」と、高知酵母の「AC95」でした。このような経緯からその頭文字をとって「G×A」は誕生しました。しかし、酒米と酵母の組み合わせという説明は、少し消費者には難しい話。また、現在は息子である高木一歩さんが杜氏となり、蔵の全体を仕切っていることから、若い世代にもわかりやすい、もう少し感性を重視した商品に変えようと決意しました。豊能梅の第一印象は、「シャープで爽やか」。そして、アミノ酸を抑えた、ヒネにも強い安定した酒質。熟成させるほど、上品な旨味が乗っていく様。そんな印象をひと言でわかりやすく「REFRESH」で表現しました。
酒米生産者 「嶺北産吟の夢」地元高知県産のお米を使用し、土佐酒のブランドアップを図っていくために。
土佐酒振興のための組織として、土佐酒振興プラットフォームという組織が立ち上っています。同制度は、県が窓口となって2016年5月に設立総会を開催しました。酒造組合、高知県農業技術センター、高知県工業技術センター、県地産地消外商課、中小企業団体中央会、全農、生産農家等で構成されています。土佐酒のブランド化、輸出の振興、酒米の開発、酒米生産環境の向上など多角的に取り組んでいます。
吟の夢については、昨年より品評会を開催し、農家の方の高品質生産への意識を高めようと試みています。現状では、まだまだ産地間の品質にばらつきがあり、生産量も気候によって大きく左右され、安定供給には至っておりませんが、良い方向に動いている事は間違いないようです。地元高知県産のお米を使用し、土佐酒のブランドアップを図っていく。これからが楽しみであります。
蔵元 「高木酒造」
豪快なイベント「大杯飲み干し大会」で有名な「どろめ祭り」のある赤岡町より。
豊能梅G×Aを造る高木酒造は、創業明治17 年。高知市から東へ約20km、県のほぼ中央に位置する小さな町「赤岡町」に位置します。赤岡町といえば、4月の最終日曜日に行われる『どろめ祭り』が有名です。そのメインイベントである『大杯飲み干し大会』は、世界各国の酒豪たちが集まり、男性1 升、女性5 合の「おらんくの酒」をイッキに飲み干し、「飲み干す時間」「飲みっぷり」の総合得点を競う、まさに土佐の祭りと言える豪快でユニークな祭りです。
銘柄の由来についてお話致しますと、「豊の梅」という銘柄はもともとは同じ地元赤岡の寺尾酒造の銘柄でした。昭和3年、寺尾酒造の閉鎖に伴い、二代目高木助次が「豊の梅」の銘柄を譲り受けました。「豊の梅」の「の」は、「能」を略した変体かな文字で書かれています。
デザイン 「藤井 一志」
1979年広島生まれ。広島在住。穴吹デザイン専門学校卒業。
2つの会社でグラフィックデザイナーとして20年勤務後、2019年に独立。フリーのグラフィックデザイナー・アートディレクターとして印刷物のデザインを中心に活動。
Adobe主催の国内外のコラージュデザインコンテストにて多数の賞を獲得。
コラージュアーティストとしても活動。
コラージュを使用したポスター、Webサイト、ロゴ、パッケージ、CDジャケット、アー写、MVなど、様々な案件を受ける。
2020年6月Adobe Creative Residency第一期メンバーに加入。Adobeのバナー制作や、イベント企画に参加する。