
「豊能梅」うめ子のひみつ
TOYONOUME
高知県 高木酒造
農家・農業
「嶺北産吟の夢」
造り・造り手
「高木酒造」
デザイン・芸術
「秦透哉」

商品コンセプト
若い人が飲んでみたいと思う特徴のわかりやすいお酒をと
トロピカルながらも飲みやすい味わいを目指してつくりました。
豊能梅のコンセプトワーカーズセレクションをはじめて7年が経ちます。今までは、蔵元のレギュラー商品のラインナップにはない、地元の酒米「吟の夢」と高知酵母AC95の組み合わせを突き詰めてきましたが、時代の流れを考え、今年より今までやってきたことのすべてを捨て去り、思いっきり中身もコンセプトもラベルもリニューアルしての発売となります。杜氏の高木一歩さんも30代前半とまだ若いですから、若い人が飲んでみたいと思う特徴のわかりやすいお酒を造ろうということで、県の工業技術センターが開発した最新のL.CEL酵母を使用した、トロピカルながらも飲みやすい味わいを目指してつくりました。

酒米生産者 「嶺北産吟の夢」地元高知県産のお米を使用し、土佐酒のブランドアップを図っていくために。
土佐酒振興のための組織として、土佐酒振興プラットフォームという組織が立ち上っています。同制度は、県が窓口となって2016年5月に設立総会を開催しました。酒造組合、高知県農業技術センター、高知県工業技術センター、県地産地消外商課、中小企業団体中央会、全農、生産農家等で構成されています。土佐酒のブランド化、輸出の振興、酒米の開発、酒米生産環境の向上など多角的に取り組んでいます。
吟の夢については、昨年より品評会を開催し、農家の方の高品質生産への意識を高めようと試みています。現状では、まだまだ産地間の品質にばらつきがあり、生産量も気候によって大きく左右され、安定供給には至っておりませんが、良い方向に動いている事は間違いないようです。地元高知県産のお米を使用し、土佐酒のブランドアップを図っていく。これからが楽しみであります。

蔵元 「高木酒造」
豪快なイベント「大杯飲み干し大会」で有名な「どろめ祭り」のある赤岡町より。
豊能梅G×Aを造る高木酒造は、創業明治17 年。高知市から東へ約20km、県のほぼ中央に位置する小さな町「赤岡町」に位置します。赤岡町といえば、4月の最終日曜日に行われる『どろめ祭り』が有名です。そのメインイベントである『大杯飲み干し大会』は、世界各国の酒豪たちが集まり、男性1 升、女性5 合の「おらんくの酒」をイッキに飲み干し、「飲み干す時間」「飲みっぷり」の総合得点を競う、まさに土佐の祭りと言える豪快でユニークな祭りです。
銘柄の由来についてお話致しますと、「豊の梅」という銘柄はもともとは同じ地元赤岡の寺尾酒造の銘柄でした。昭和3年、寺尾酒造の閉鎖に伴い、二代目高木助次が「豊の梅」の銘柄を譲り受けました。「豊の梅」の「の」は、「能」を略した変体かな文字で書かれています。