「白鴻」 のろり
HAKUKOU
広島県 盛川酒造
農家・農業
造り・造り手
「盛川酒造」
デザイン・芸術
「矢吹 菜美」
商品コンセプト
ストレスフリーなお酒。
さまざまなシチュエーションで活躍する1本。
広島県は呉市安浦にある盛川酒造は、家族で営む小さな蔵元です。白鴻(はくこう)というブランドで、地元では飲食店・小売店に根強いファンがいます。華やかすぎることなく、飲むほどに味わいがあり、いくらでも飲めるキレのある酒。 明治20年の創業以来、食中酒にこだわる姿勢を「汲むほどに味も香りも 深き酒」という言葉に込めて受け継いできました。
そんなやわらかくふくよかな印象の白鴻ですが、新しい時代に合わせた味わいも追求していかなくてはいけません。この度、蔵の跡継ぎ候補である20代の盛川馨さんと、若い人が飲んでみたいと思う酒質からコンセプトに至るまでを一緒に考え、作り上げました。
蔵元の近くに標高839mの野呂山という山があります。その「野呂(のろ)」と、どこまでものろのろ飲める軽やかをかけて、「のろり」という商品名になりました。そんなストレスフリーなお酒。お家でしっぽりと、アウトドアでみんなでワイワイ!いろいろなシチュエーションで活躍する1本になりました。
蔵元 「盛川酒造」
創業以来百有余年にわたり、
広島杜氏の伝統「軟水醸造法」を守りながらの酒造り。
明治20(1887)年に創業。当時の代表銘柄は「盛鶴」でしたが、その後、現在の代表銘柄である「白鴻・はくこう」になりました。それとは別に「賀茂司」という銘柄もあり、戦前までは台湾へも輸出していました。
戦後間もない昭和20(1945)年9月、枕崎台風による大水害で蔵の傍らを流れる野呂川が氾濫し、創業蔵をはじめ、本宅を含む7棟の建屋が流されました。当蔵のルーツや主要銘柄「白鴻」の由来等の古文書は流失し、現在も明らかにされていない事柄が多くあります。
初代、盛川辰蔵から数えて現当主・知則は7代目にあたります。杜氏として酒造りを行うのは現当主の実弟・元晴です。小さな酒蔵ではありますが、創業以来百有余年にわたり、広島杜氏の伝統「軟水醸造法」を守りながら、酒造りを続けています。
デザイン 「矢吹 菜美」
自分の歩幅で、一歩一歩、わくわくを膨らませながら、こつこつと。
[profile]
広告制作会社を経て、2011年より、フリーのグラフィックデザイナー、イラストレーターとして活動開始。
1981年 広島県生まれ。