HAKUROSUISHU
Takenotsuyu shuzoujou / YAMAGATA Pref.
Farmers and Agriculture
「庄内在来酒米」
Brewing / Brewer
Takenotsuyu shuzoujou
Design and Art
Kazutoshi Sugimoto
CONCEPT
最も蔵元が大切にする「透明感」を表現したい。
「あの白露垂珠ね!」と、気づいてもらえるお酒を目指して。
1858年、初代金野岩治が竹の露酒造場を創業。酒蔵の近隣は昔から孟宗竹の産地であり、農業の傍ら、竹を用いて業とする人々が多数居りました。
竹林に囲まれ美酒を醸す酒蔵ゆえに「竹の露」と呼ぶようになったといわれています。竹の露の代表銘柄である「白露垂珠」の由来は、お酒をこよなく愛した詩仙である李白の作品の一部を引用したものです。
「やわらかくふくらみ、しかも透明感があり爽やかであること。お米の旨みが広がり後味の引きがきれいであること。」という確かな酒質のため、酒造姿勢を厳しく貫くことに日々努めています。
その中で、もっとも蔵元が大切にしている「透明感」を意識して、コンセプト・酒質・デザインを考えたのが、この「THE白露垂珠」シリーズ。
飲んだ方が、「あっ!あの白露垂珠ね!」と気づいてもらえるようなお酒になれるよう願いを込めてつくりました。
Sake rice / 「庄内在来酒米」庄内在来酒米しか使用しない。
最高の地元素材で醸し続けるこだわり。
原料米は地場産米にこだわった酒造りを伝統としています。明治大正生まれの主力原料米「亀ノ尾」「酒ノ華」「国ノ華」「京ノ華」の利用は基より、四代目金野文一郎の推進による昭和31年の「羽黒」の創成、五代目金野松弘の推進による昭和38年の「改良信交」栽培研究会の発足、昭和57年羽黒酒米栽培研究会「美山錦」主力米化、平成元年「亀ノ尾」「京ノ華」復活栽培の開始、平成4年の杜氏本木勝美による「出羽燦々」、平成14年「出羽の里」、平成21年「出羽きらり」の試験栽培開始、現在平成23年「出羽きらり」による日本初、加工用酒米完全地元契約栽培化を達成。また平成28年は「雪女神」、山形の最新酒米にて金賞を受賞。竹の露は庄内在来酒米100%の酒蔵です。
Brewery / Takenotsuyu shuzoujou
時代の流行に煽られることなく、日本文化の粋を大切に守り、
常に最新技術を探求し、最高の地元素材で醸し続けている蔵元。
やわらかな旨味が広がる後味のすっきりした芳醇辛口の酒。日本酒本来の旨味で料理の旨味を引き立てる酒です。日本文化の象徴と言える和食に代表されますように、素材の旨味を引き立てる調和の文化のひとつとして日本酒が存在しています。
1994年当時、中小酒蔵としては全国初の地酒輸出蔵と謳われ、現在も米国共同貿易では“First of Jizake”と呼ばれている純米「竹の露」。
欧州等の海外展開を進める中でも、時代の流行に煽られることなく、日本文化の粋を大切に守り、常に最新技術を探求し、最高の地元素材で醸し続けている蔵元です。
Design / Kazutoshi Sugimoto
1983年生まれ。岡山県笠岡市出身、早稲田大学・大学院建築学修了。
建築設計の研究室在学中に、限界集落の地域活性化プロジェクトを担当。
卒業後に内装、グラフィック、プロダクトを手がけるデザイン事務所CURIOSITY.INCに入社。
退職後1年間午前を住宅建築現場の仕事、午後をデザイン事務所で仕事を続け、2012年タイラーデザイン事務所を設立。東京と岡山を拠点に活動。