
YOYO BEER
広島県 Session's Brewery
Farmers and Agriculture
「JA安芸 坂町生産者」
Brewing / Brewer
「Session's Brewery」
Design and Art
「久保章」

商品コンセプト
「ようよう」とは、坂町の方言で「ありがとう」。
風土と文化、伝統を感じながら味わっていただきたい。
古くは瀬戸内海沿岸で広く栽培されていた「ムラサキ麦」。広島の坂町でも一部の有志生産者によってその伝統が守り続けられています。現在、坂町では特産品としてのムラサキ麦をうどんや饅頭の皮に使用していますが、管轄するJA 安芸さんでは、もっと多くの方に知ってもらい、生産を増やすことによって都市農業の活性化に繋げることができないかと模索していました。そこで「同じ麦であるなら、ビールも造れるのでは」と、隣町にある呉ビールさんに話がいったのが昨年の夏。そこから、ただ造るだけでなく、きちんとしたマーケットインの発想をもとに継続販売するためにはということで、JA 安芸+坂町+呉ビール+酒商山田による「むぎからYOYO プロジェクト」が発足しました。
国内の製麦会社は数社しかなく、ムラサキ麦の製麦化にたいへんなコストと労力がかかりましたが(初回の使用量は全体の15%)、無事に10 月11 日にビールの仕込を開始することができ、約1 ヶ月の製造期間を経て完成致しました。「ようよう」とは、坂町の方言で「ありがとう」を意味する言葉。そんな風土と文化、伝統を感じながら味わっていただきたい逸品です。

原料生産者 「JA安芸 坂町生産者」数人の有志生産者によって守られ続ける伝統。
古くは瀬戸内海沿岸で広く栽培されていた「ムラサキ麦」。広島の坂町でも一部の有志生産者によってその伝統が守り続けられています。現在、坂町では特産品としてのムラサキ麦をうどんや饅頭の皮に使用しています。モチモチとした食感は、本来ビール造りには向きませんが、生産者、醸造者、販売者のみんなの思いが詰まった素晴らしいビールが完成しました。広島ようようビールは、この坂町で生産されたムラサキ麦を15~20%原料に使用しています。
ブリュワリー 「Session's Brewery」

デザイン 「久保章」
シンプルかつ新しいジャパニーズ・
モダンの提案。
クラフトビールの世界では、海外ビールと区別がつくにくいラベルデザインも多く、隣り合う競合デザインに埋もれがちであるという考えから、あえて色数を抑えて、新しさを感じさせるモダンデザインを心がけました。YOYO は英文でありながら筆文字のようなデザインにし、アルファベットを縦書きで組みました。シンプルかつ新しいジャパニーズ・モダンをご提案致します。
[Profile]
1972年生まれ。
呉宮原高等学校卒業後、18歳で東京へ。
専門学校、デザイン事務所を経て、2004年独立。
アートディレクション・グラフィックデザインを中心に幅広く活動中。