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Archive : 2020年 8月

お酒の熟成にはバイオリズムがあるんですよ。
ずーっと右肩上がりに熟成していくのではなく、味がグーッと開いたり、また閉じたりを繰り返しながら熟成していきます。
また、火入れをしたお酒と、絞ったそのままの生酒とでは、そのバイオリズムが違うんです。
生酒の方が、リズムの波が大きいと言ったイメージでしょうか。
さて、「奥」THE MOONシリーズは、そんな熟成の過程を月の満ち欠けに合わせて表現したお酒です。
この「半月」は、生のまま冷蔵庫にて約5ヶ月の熟成を経ての発売となります。シリーズの中で最もとろみを感じる、しっかりとした味わいに仕上がっています。
熟したリンゴや梨、バナナのような香りの中に、青草やオレンジの皮のようなアクセントのある香りを感じます。奥らしい丸みのある口当たりとトロリとした印象を残しながらも、過度に味が広がりるわけでもなく、心地よい重たさを感じる味わいの印象です。
私はこのお酒を温めて(燗にして)飲むのが好きです。燗好きな方は、お試しください。
愛知県 山﨑合資
「奥」 THE MOON 半月 純米吟醸<生>
1800ml 3,388円 720ml 1,793円[tax included]

2020.08.28

スーツのフルオーダーと言いますと、仮縫いがあることで、自分の体形に合うサイズやデザインの調整が行えることが魅力です。
もちろん費用や仕上がりまでの日数がかかりますが、自分のこだわりに全てを合わせた最高の1着を注文できるというわけですね。
日本酒も、お酒を造るだけであれば2~3ヶ月でできます。しかし、原料であるお米から作るとなると1年がかりの計画となります。
そんな原料である酒米から企画したお酒が、この原田(HARADA)フルオーダー01です。
広島県にある安芸農協さんにお願いして、広島県が開発した千本錦を作ってもらい、山口県のはつもみぢに送って日本酒を造ってもらいました。通常はつもみぢは、地元山口県産の酒米しか使用しないため、原田の番外編となります。
スモモやメロン、プルーンを思わすような控えめな香りに、ゆずや夏みかんのような和柑橘の香りが見え隠れします。いつもの原田の生は味にふくらみを感じますが、この千本錦はスッキリとした口当たりに、少しミルキーさを思わすおだやかな印象です。
無濾過生原酒ながらも、スッキリと穏やかな味わいは、これからの季節の移ろいにぴったりな1本と言えます。
山口県 はつもみぢ
原田(HARADA) フルオーダー01 無濾過生原酒
1800ml 3,465円 720ml 1,815円[tax included]

2020.08.21

今の自分があるのはご先祖様のおかげです。
一番有名な酒米に「山田錦」というのがあります。食用米で言いますと「コシヒカリ」ぐらい有名です(業界では)。
もちろん、そんな有名な山田錦にもご先祖様がいらっしゃいます。
山田錦は、1923年に「山田穂(やまだぼ)」と「短稈渡船(たんかんわたりぶね)」という品種を掛け合わせて兵庫県で誕生し、1936年に「山田錦」と命名されました。
山田錦という名前は、山田穂を発見した山田勢三郎氏にちなんで名付けられています。
その中で意外と知られていませんが、渡船は戦前に滋賀県で様々の種類が育種された米で、後にその米が兵庫県で山田穂と交配され山田錦を生んだということだそうです。
よって、この「萩乃露」を造る福井弥平商店さんは、地元滋賀県で昔はさかんに栽培されていた渡船を復活させようと、3年前から僅か7gの種もみを元に、地元での復活栽培を試みてきました。そして今年初めての本仕込となります。
現状、市場に出回る短稈渡船の多くは兵庫県産ですので、渡船出生の地で栽培に取り組む例は珍しいと思います。
そんな思いを胸にはせながら、ひとつ味わっていただきたいお酒です。
滋賀県 福井弥平商店
萩乃露 「風Kaze」 純米吟醸 短稈渡船 直汲み生
1800ml 3,300円 720ml 1,760円[tax included]

2020.08.17

この天明のMISTUGOシリーズは、「農家さんが手塩にかけて作ったお米を、極力そのまま味わいたい」というコンセプトがあります。
よって、あまりお米を磨いていないお酒なのですが、雑味があったり、濃かったりするわけではなく、毎年キュッと締まったシャープな印象のお酒に仕上がります。
そんなお酒を飲むたびに、「このお酒はもっとゆっくり熟成させたら、良いお酒になるんだろうな」と思っていたら、2年以上が経過しました(*^^*)
マイナス3℃の冷蔵庫でゆっくりゆっくり熟成した逸品です。まさに、満を持しての発売というやつです。
少し難しいお話を。お酒を熟成をさせるときに、「積算温度」という考え方があります。これは、平均貯蔵温度×日数で表します。
積算温度4000度分熟成させるには20℃では200日、冷蔵貯蔵の5℃のでは800日かかるというわけです。
高い温度による酒質の変化は劣化につながるため、低い温度でゆっくりと熟成させたほうが良いというわけですね。
綺麗な黄金色をしています。メロンやマスカットのような黄緑系の香り、ヒネではなく少し枯れた印象の香りも感じます。口当たり軽やかで、クリーミーな中味を感じますが、未だ締まった印象もあります。自分の忍耐が続くのであれば、もっと熟成させてみたいお酒であります。
福島県 曙酒造
天明 MISTUGO 「赤」 氷温熟成 純米酒
1800ml 3,300円 720ml 1,760円[tax included]

2020.08.08